もし『スラムダンク』が実写化されたら…? 勝手にキャスト予想(4)。他にいない! 完璧な”ゴリ”赤木剛憲役は?
大ヒットした映画『THE FIRST SLUM DANK』。原作者である井上雄彦氏が監督・脚本を手がけた同作は原作ファンにも大絶賛されており、その勢いは今や世代や世界をもまたぐムーブメントに。今回は、そんな映画版『スラムダンク』が「もし、実写化されたら?」という仮定に基づき妄想キャスティング。選出理由や現実度について解説していく。今回は第4回。(文・ZAKKY)
●豪快なプレーが持ち味の湘北高校バスケ部主将
赤木剛憲
演じるなら、この人!
~鈴木亮平~
唯一、30代の俳優をセレクトしたが、ここはご容赦願いたい。そもそも、「ゴリ」こと赤木剛憲というキャラクターは原作でもフケ顔として知られ、「本当に高校生か?」と言われている容姿なのである。そんな、貫禄のある人物のイメージを無理なく打ち出せるのは、鈴木亮平しかいない。
また、桜木役に選出した竹内涼真とは、テレビドラマ『テセウスの船』(2020)にて親子役を演じている点にも注目したい。怖いものなしの桜木が唯一恐れる存在が自チームのキャプテンである赤木に他ならない。言うならば、赤木は桜木の疑似的な父親としての側面もあるのだ。その点、やや特殊な設定ではあるが、すでにドラマで親子役として共演している竹内との相性は抜群と言うべきだろう。
山王戦では、迷いが生じた赤木に桜木がカンチョーをするシーンがある。それは桜木なりの「目を覚ませ!」といったメッセージだ。赤木は「貴様、こんな時に何を!」と言いながら、拳骨を落とす。しかし、桜木のカンチョーをきっかけに、赤木は自分を取り戻すことになる。そんな2人のやり取りを鈴木&竹内コンビで観てみたくはないだろうか。また、赤木の必殺技である「ゴリラダンク」、シュートブロック時の「ハエたたき」も、鈴木がこなせば、迫力満点の画になるはずである。
186㎝というその高身長(原作の赤木は、190㎝台とさらに高いのだが…)も魅力。現代の俳優界を見渡しても、20代~30代で「ゴリ」を演じることができるのは彼しかいないだろう。
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