今田美桜カムバックで見せた気迫迫る演技とは? NHK朝ドラ『あんぱん』江口のりこ“羽多子”のリアルな反応に身震いしたワケ

text by 野原まりこ

今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第60話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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今田美桜&江口のりこの熱演に身震い…。

連続テレビ小説『あんぱん』第12週 第60話 ©NHK
連続テレビ小説『あんぱん』第12週 第60話 ©NHK

 ある日、のぶ(今田美桜)のもとに次郎(中島歩)から便りが届く。それは海軍病院からだった。肺浸潤という病気を患っていた次郎だったが、不安な気持ちで病室に入るのぶを笑顔で出迎えた。

 昭和20年7月4日。戦況は激化し、高知の町にも空襲警報が鳴り響く。行き交う人々の中に飛び出したのぶは、遠くから子どもの泣き声が聞こえると、皆が逃げていく方向とは逆方向へと走り出す。民家で泣いてうずくまる少年に「たっすいがはいかん」と喝を入れる。

 一方、朝田家ではのぶを心配した羽多子(江口のりこ)が高知へ行くという。羽多子、蘭子(河合優実)やメイコ(原菜乃華)は焼け野原になった町でのぶの名前を呼ぶ。すると、瓦礫の中からのぶが子どもの手を引いて現れ、家族は無事に再会するのだった。

 そして8月15日。戦争は終わりを迎える。

 

 抱えきれないほどの絶望感に襲われた第12週。最後の最後で、空襲の被害を受けた高知が映し出され、衝撃が走った。ここでXに寄せられた視聴者によるコメントを見ていこう。

「今週凄まじかった戦争ゆるさない絶対」「次郎さんホントによく戻ってきたな」「次郎さん、帰ってきてくれてありがとう」「久しぶりに会った次郎とのぶ、夫婦なのに二人の距離感がもどかしい。」「羽多子さんが水筒に水を入れる姿が、あまりにもリアルだったな。」「美桜ちゃんの子役に対する気迫迫る演技とその後の虚無になる表情が素晴らしすぎた」

 今週は北村匠海演じる嵩が中心となって展開されたが、第60話で久しぶりに登場した主演の今田美桜や、江口のりこの演技が心を打った。次週は心がほぐれるような放送を期待したい…。

(文・野原まりこ)

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