北村匠海“嵩”が再び漫画の道へ。NHK朝ドラ『あんぱん』原菜乃華“メイコ”がのど自慢大会出場でサブストーリーに高まる期待

text by 野原まりこ

今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第67話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

——————————

のぶ(今田美桜)の新たな仕事とは?

連続テレビ小説『あんぱん』第14週 第67話 ©NHK
連続テレビ小説『あんぱん』第14週 第67話 ©NHK

 高知新報が夕刊を発行することになり、のぶ(今田美桜)は編集長の東海林(津田健次郎)と先輩記者の岩清水(倉悠貴)と共に担当を任される。

 まだやることがなく編集局内で浮いていた3人は、空き部屋に引っ越しをして、夕刊の構成を考えることに。3人は、戦後を生きる人の声にならない声を取材しようと意気込む。

 一方、嵩(北村匠海)は、健太郎(高橋文哉)と一緒に進駐軍から廃品回収した雑貨を売っていた。ガラクタの中にあったアメリカの雑誌を手にした嵩は、久しぶりに心が躍る。

 その頃、メイコ(原菜乃華)はラジオから流れるのど自慢の歌声に聞き入っていた。

 
 戦後の空気が徐々に変わっていく様子が描かれた第67話。新聞社で大忙しののぶ、その日を生きる嵩、夢の始まりを感じさせるメイコと、物語が動き出すのを予感させた。ここでXに寄せられた視聴者によるコメントを見ていこう。

「報道の恐ろしさを知りつつ『否定されるがを恐れな』鉄則で結ばれ3人がもう素敵なチームになってる。」「復員後に廃品回収してたのは、嵩のモデルのやなせたかしさんがそうだった」「嵩は漫画描きたいよね。そしてメイコは歌手を目指すのかな」「メイコは上京してのど自慢に出るというフラグかな?」

 7月に入り、折り返しを迎えた『あんぱん』。これからは、それぞれの“希望”に焦点が当たっていく。
 
 
(文・野原まりこ)

【関連記事】
【写真】北村匠海の繊細な表情の変化を写し出す…貴重な未公開カットはこちら。NHK朝ドラ『あんぱん』劇中カット一覧
次の朝ドラヒロインにふさわしい女優は? 次世代の国民的女優5選
歴代最高の朝ドラヒロインは…? 連続テレビ小説史上もっとも魅力的な女性主人公5選

error: Content is protected !!