恋の物語は、時代を超えて多くの人々を魅了し続ける。たとえドラマが放送終了しても、思い出の名シーンや名セリフがいつまでも心に残っている…という人も多いはず。今回は、民放ドラマ史上最高のベストカップルをセレクト。視聴者をときめきの渦に巻き込んだ5組を紹介する。第3回。（文・編集部）

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身長差も最高！新世代のラブコメディ！

『恋です！〜ヤンキー君と白杖ガール〜』杉咲花×杉野遥亮（日本テレビ系、2021）

脚本：松田裕子
キャスト：杉咲花、杉野遥亮、奈緒

　光と色がぼんやり分かる程度の弱視の盲学生・ユキコ（杉咲花）と、喧嘩っ早いけど純粋な不良少年の森生（杉野遥亮）が運命的な出会いを果たす新世代のラブコメディ。この2人の好きなところは、お互いがお互いのことを“普通”だと思っていること。

　たとえば、ハンディキャップを抱えたヒロインの場合、その相手役はその子を支える…という構図になりやすい。しかし、森生は不良の自分を普通じゃないと思っているため、まっすぐに生きているユキコのことを「普通の人」だと言う。

　反対に、ユキコも目が見える森生のことを普通だと思っているため、なかなか話が噛み合わないのだが、心のバリアフリーってこういうことなんだろうな…と考えさせられた。

　また、杉咲花と杉野遥亮の身長差も最高すぎる！　森生がユキコをぎゅっと抱きしめる場面があるのだが、森生のなかにスポッと入るユキコが可愛いし、森生の大きな身体も男らしくてカッコいい！（わたしは、いまだに続編を期待しています）。

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【了】