民放ドラマ史上最高の学園ドラマは? 忘れられない名作5選。いつ観ても素晴らしい…心震える珠玉の作品をセレクト

様々なドラマがある中でも、ひときわドキドキワクワクさせられ、学生たちが大いに盛り上がるものは、やはり“学園ドラマ”だろう。今回は、ヒットした平成の学園ものドラマを5本紹介。作品の魅力に迫りながら、ぜひ、“あの頃”を思い出し、懐かしさに浸ってほしい。(文・編集部)

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「どっち派?」で盛り上がるラブコメ

『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(フジテレビ系、2007)

堀北真希
堀北真希【Getty Images】

脚本:武藤将吾
出演者:堀北真希、小栗旬、生田斗真、水嶋ヒロ、山本裕典、岡田将生、木村了、石垣佑磨、姜暢雄、城田優、岩佐真悠子、宇梶剛士、紺野まひる、松田聖子、上川隆也

【注目ポイント】

 通称“イケパラ”。2000年代の学園ラブコメといえば、この作品を外すわけにはいかない! わたしもつい最近見返したのだが、「やっぱり平成初期のドラマは最高だったな〜」としみじみ思った。イケメンだらけの男子校に、女子であるはずの瑞稀(堀北真希)が男子のふりをして潜入。今の時代なら、SNSで「そんなことできるわけなくない?」と深掘りされてしまいそうだけれど、当時はただただ純粋に彼らが織りなす青春の物語を楽しめていた。

 クールでツンデレな佐野(小栗旬)と、陽キャで優しい中津(生田斗真)。「どっち派?」で盛り上がることができるのも、ラブコメあるあるだったし、どちらを応援するかで、学校の教室がちょっとした“戦場”になるほどの盛り上がりを見せていたのも懐かしい。

 そんな豪華キャストのなかでも、ひときわ輝きを放っていた堀北真希。笑顔の奥に、覚悟を滲ませる表情に、何度心を掴まれたことか。彼女が引退してからもう何年も経つけれど、今でもふと、まっすぐな瞳で佐野を見つめるあの横顔を思い出すことがある。

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