韓流ツウがお勧めする最も面白い「韓国時代劇ドラマ」5選。苦手な人こそ観てほしい…初心者向けの名作をセレクト

text by Saki

韓国ドラマを見始めたい人にとって、時代劇は少しハードルが高いジャンルに感じられる。しかし実際には、初心者でも楽しめるロマンス時代劇が多く存在する。今回は、恋愛・友情・感動が詰まった“見やすくて面白い”韓国時代劇を5本厳選。重すぎず、それでいて心に深く残る名作ばかりであるため、「時代劇は苦手」と感じている人にこそぜひチェックしてほしい。(文・Saki)

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運命に翻弄される切ないロマンスの名作

『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』(2016)

イ・ジュンギ
イ・ジュンギ【Getty Images】

出演: イ・ジュンギ、IU(イ・ジウン)、カン・ハヌル、ナム・ジュヒョク、ホン・ジョンヒョン、ベクヒョン(EXO)、ジス ほか
原作: 中国ドラマ『宮廷女官 若曦(ジャクギ)』
脚本: チョ・ユニョン
演出: キム・ギュテ
制作: SBS、BaramiBunda Inc.、NBCユニバーサル

【注目ポイント】

『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』は、現代から高麗時代へとタイムスリップしたヒロインと、運命に翻弄される8人の皇子たちの恋と葛藤を描いた歴史ロマンスの傑作である。

 本作の最大の魅力は、美しい映像美と濃密な人間ドラマ。なかでも注目したいのが、イ・ジュンギ演じる第4皇子・ワン・ソの存在である。孤独を背負いながらも、ヒロインと出会い少しずつ心を開いていく姿は必見。鋭い眼差しと、ふと見せる切ない微笑が、物語に深い余韻をもたらしている。

 また、華やかな衣装や幻想的な美術、四季の風景を活かした映像は鮮明で、視覚的にも強く印象に残る。さらに、OSTも秀逸で、IUやEXOなど豪華アーティストによる楽曲が、キャラクターたちの心情と物語の余韻を深く彩る。

 甘くて残酷な運命に翻弄されながらも、一途な想いを貫く彼らの姿に、胸が締めつけられるような切なさと深い感動が残る一作だ。

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