“独創漫画派”のメンバーがアツい…NHK朝ドラ『あんぱん』妻夫木聡“八木”の店のモデルとなった大企業とは?
今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第96話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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有名漫画家の無名時代
三星百貨店を辞めて独立した嵩(北村匠海)を、のぶ(今田美桜)は、尊敬の意を込めて“嵩さん”と呼ぶ。嵩を支えるため、のぶは鉄子(戸田恵子)に秘書を続けさせてほしいと頭を下げる。鉄子はのぶが経済的な理由で働きたいのだと思うが、のぶは探しているものがあると答える。
嵩は独創漫画派という集団に所属し、そこで割り振られた仕事をこなしていたが、決して順調とは言えなかった。八木(妻夫木聡)の店で、自分の漫画は大衆受けしないと愚痴る嵩。八木は大衆に媚びずに嵩らしいものを書けばいいのだと諭す。
そこへ鉄子がやってくると、嵩にのぶが探しているものとは何かを問い、嵩は「何があっても逆転しない正義」を探していると答える。
独立したものの、思うように仕事に繋がらない嵩だったが、それでも嵩が必ず売れると信じて「嵩さん」と呼ぶのぶの献身的な姿が描かれた第96話。ここでXに寄せられた視聴者による感想を見ていこう。
「八木さんがちゃんとした店で働いてるww」「サンリオの前身『山梨シルクセンター』→八木さんのお店『九州コットンセンター』よく思いつくなぁ」「漫画家仲間の久里田は久里洋二がモデル。イラストレーター、アニメーターでひょっこりひょうたん島のタイトルなどを手掛ける。」「大島コウ、久里田洋は名前も似ています。針すなおさんは現在92歳で御存命です!」「逆転しない正義…先生のところで見つかるのかな。」「嵩とのぶ。これからどうなるのかな」「嵩さん呼びに満更でも無い顔の嵩、可愛かった(*´ω`*)」
サンリオの創業者である辻信太郎氏をモデルとした八木。ここでも大きな成功への一歩が描かれ、まさに夢のスタートラインのような回であった。まだまだ苦労は続きそうだが、彼らが前進していく姿を見届けたい。
(文・野原まりこ)
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