没後80年で明かされる真実…。映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』本予告編&場面写真が公開
映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』が、11月7日(金)より全国公開される。本作は、ナチス政権下のドイツで、牧師でありながらスパイ、さらにはヒトラー暗殺計画の共謀者となった実在の人物、ディートリヒ・ボンヘッファーの波乱の生涯を描いた作品だ。今回、予告編と場面写真が公開となった。(文・編集部)
ヒトラー暗殺計画に挑んだ牧師の生涯を描く
本作は、牧師として平和を説きながらもスパイとして反ナチ運動を組織し、やがてヒトラー暗殺計画に加わる実在の牧師ディートリッヒ・ボンヘッファーの知られざる生涯を描いた作品だ。「信仰」と「正義」の間で揺れる彼の姿を通じ、ナチスに抗い続けた男の信念が80年を経て明かされる。
今回公開された本予告は、ボンヘッファーがヒトラー暗殺計画に参画した経緯と奮闘する姿が切り取られ、さらに場面写真には、ボンヘッファーがナチス・ドイツの国旗の前で思い詰める様子や、胸元に銃を突きつけられる緊迫した1コマのほか、同じ志をもつ牧師、人生の転機となったアフリカ系アメリカ人の友人たち、そして心許せる妹とくつろぐひと時などボンヘッファーを取り巻く人々の姿が収められている。
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【ストーリー】
ドイツはナチスの台頭と共に大きな変革期を迎え、独裁者ヒトラーを神のように崇拝する聖職者たちが現れていた。危機感を抱いた牧師ボンヘッファー(ヨナス・ダスラー)は「教会は聖域であり、権力の場ではない」と反発し、ヒトラーを全人類の脅威と見なした。そしてボンヘッファーは、ドイツ教会を守るためスパイとなり、ユダヤ人の大虐殺を行なうナチス政権を崩壊させるため「ヒトラー暗殺計画」に加担する。信仰と信念を貫き、命をかけて闘う彼に、やがて究極の運命が待ち受けていた──。
【作品概要】
監督・脚本・製作:トッド・コマーニキ
出演:ヨナス・ダスラー、アウグスト・ディール、デヴィット・ジョンソン、モーリッツ・ブライブトロイ
2024 年|アメリカ・ベルギー・アイルランド|英語|132 分|5.1ch デジタル|スコープサイズ|カラー|映倫:G |字幕翻訳:大塚美佐恵|字幕監修:小川政弘
配給:ハーク|配給協力:フリック|© 2024 Crow’s Nest Productions Limited