ついにアンパンマン(の原型)に辿り着く…! NHK朝ドラ『あんぱん』北村匠海“嵩”が本当に描きたかったものとは?
今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第105話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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のぶ(今田美桜)が感じていた思い
のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の別居生活が続く中、登美子(松嶋菜々子)から嵩の名前の由来を聞いたのぶは、ひとり山へ向かう。力強い足取りで頂上まで登り、大自然の息吹を感じながら嵩を思い「嵩〜!ボケ〜!」と叫ぶのだった。
一方、嵩は久しぶりに漫画を描こうと紙を取り出す。のぶの言葉が脳裏に甦り、たちまち没頭して鉛筆を動かす嵩。そんな嵩のもとに久しぶりに帰ったのぶは、自分は何者にもなれなかったと、秘めていた思いを吐露する。嵩はそんなのぶに「そのままののぶちゃんがいいんだよ」と言って受け止める。
そして、のぶは、嵩が描いた“あんぱんを配る太ったおじさん”の絵を見て、笑うのだった。
紆余曲折を乗り越え、ついに「アンパンマン」への第一歩を踏み出した嵩。“本当に描きたいもの”の足がかりを掴んだ。放送終了後のXには、視聴者によるアツいコメントが多数寄せられていた。
「のぶと嵩、近距離別居に終止符打ててよかったよ」「のぶちゃん、山に登って『たかし〜!ボケ〜!!』スッキリした笑顔」「この時代はまだ『子供が産めない』って事は、相当な負い目なんだろうなぁ。」「嵩がアンパンマン書いたぞーーー!!」「ついにアンパンマンの原型出てきてアツい」
さて、ここからどのようにして「アンパンマン」が誕生するのか。見逃せない展開が続きそうだ。
(文・野原まりこ)
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