「死霊のはらわた」シリーズ最新作映画『Evil Dead Rise(原題)』オリジナル超えの興行収入を達成! 続編は?
4月21日に米国で公開された「死霊のはらわた」シリーズの最新作、映画『Evil DeadRise(原題)』は、オープニング週末にオリジナル映画の10倍もの興行収入を達成したようだ。今回は『Evil Dead Rise(原題)』の興行収入の詳細や、ライミ兄弟の続編作品についてのコメントを現地メディアを参考にご紹介する。
続編は興行収入次第で前後すると示唆
2023年4月21日に米国で公開された「死霊のはらわた」シリーズの最新作である映画『Evil Dead Rise(原題)』。前回「死霊のはらわた」シリーズが上映されたのは、2013年に公開された『死霊のはらわた』のソフトリブート版だった。
しかし、今回の映画『Evil Dead Rise(原題)』は、映画『死霊のはらわた』(1981)、『死霊のはらわたII』(1987)、『死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット』(1993)という3部作の続編作品。
米Deadlineによると、この作品は、公開オープニング週末までで、2350万ドル(約30億9000万円)の興行収入記録。これは映画『死霊のはらわた』の累計興行収入240万ドル(約3億2000万円)の10倍近い額。この興行収入の差は、「死霊のはらわた」フランチャイズが、公開以来勢いを増し、まるでカルト的とも言える支持を集めていることを表している。
カナダニュースサイトScreen Rantによれば、『死霊のはらわた』フランチャイズは、多くのファンに愛されるホラー・フランチャイズに成長した一方で、一貫性に欠けているという問題を抱えているようだ。最初の作品が公開されてから、続編が製作されるまで6年という長い月日が掛かっており、第3弾が劇場公開されるまでには、さらに6年掛かっている。
オリジナル3部作の最終作である映画『アーミー・オブ・ダークネス』が公開されたのは1993年で、フェデ・アルバレス監督が、リブート版でフランチャイズ製作に踏み込んだのは2013年。その2013年のリブート作品から10年、3部作の完結から20年、遂に最新作である『Evil Dead Rise(原題)』が劇場公開される。
現在多くのファンが、『Evil Dead Rise(原題)』の次回作まで、再び10〜20年の空白の時間を過ごさなければならないのか、あるいは続編はもう製作されないのかということを気に掛けていることだろう。
しかし、このフランチャイズ作品の初代スター俳優ブルース・キャンベルは、自分自身と、このシリーズの監督を務めるライミ兄弟が、今回の映画『Evil Dead Rise(原題)』の成功次第で、フランチャイズ製作を継続することに興味があると明かし、ライミ兄弟は、作品の公開間隔を2〜3年程度に短縮するということを示唆したようだ。
映画『Evil Dead Rise原題)』が興行的にこのまま好調を維持すれば、俳優ブルース・キャンベルや、ライミ兄弟の考えは、計画通りに進み、近いうちに続編映画を見ることができる可能性が高い。
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