ホーム » 投稿 » 日本映画 » レビュー » ひどすぎる…。映画『犬鳴村』を辛口で評価&考察。犬と人間の子が気持ち悪いだけで怖くない…。ロケ地の怖すぎる歴史も解説

ひどすぎる…。映画『犬鳴村』を辛口で評価&考察。犬と人間の子が気持ち悪いだけで怖くない…。ロケ地の怖すぎる歴史も解説

text by 編集部
映画『犬鳴村』イラスト:naomi.k

映画『犬鳴村』イラスト:naomi.k

犬鳴村

2.5
原題:
製作年:
2020年(日本)
監督:
清水崇
脚本:
清水崇, 保坂大輔
撮影:
福本淳
音楽:
海田庄吾, 滝澤俊輔
配給:
東映
上映時間:
108分
出演:
三吉彩花, 坂東龍汰, 古川毅, 宮野陽名, 大谷凜香, 奥菜恵, 須賀貴匡, 田中健, 寺田農, 石橋蓮司, 高嶋政伸, 高島礼子

第27回ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭 - 審査員賞

演出:
7点
脚本:
8点
配役:
12点
映像:
11点
音響:
12点

映画『犬鳴村』をあらすじ(ネタバレあり)、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説。清水崇監督作品。三吉彩花、高島礼子らが出演。舞台となった村は実在する? 話題を呼んだ「恐怖回避ばーじょん」の内容とは? 本作の真の魅力、そしてその結末とは? <あらすじ 考察 解説 キャスト 評価 レビュー>

『犬鳴村』のあらすじ

臨床心理士・森田奏(三吉彩花)は、子供の頃から霊感が強く、数多くの不可思議な体験をしている。ある日、奏に兄の悠真(坂東龍汰)から電話がかかってくる。悠真によると、彼女である西田明菜(大谷凜香)の様子がおかしいので、診てほしいとのことだ。

明菜は心霊スポットとして名高い「犬鳴トンネル」を訪れて以降、不気味な童歌を口ずさみ、荒んだ生活を送っているという。

奏は明菜にカウンセリングを施す。明菜はしきりに「わんこが ねえやに ふたしちゃろ」という童謡を口ずさむ。そして「見たんだよね、犬を」と呟くとトイレに立ち、そのまま失踪してしまう。

心配した悠真が電話をかけるも繋がらない。しばらくして、近くの鉄塔から飛び降りた明菜の死体が発見される。解剖の結果、彼女の肺は大量の水で満たされており、死因は溺死と発表された。

彼女の死に納得がいかない悠真は、仲間を引き連れて犬鳴トンネルへと足を運ぶ。悠真と奏の弟である康太(海津陽)は、好奇心が強く、こっそり兄を尾行する。

犬鳴トンネルは封鎖されており、先へは進めなくなっていた。諦めて帰ってしまう仲間をよそに、悠真と康太はバリケードを乗り越え、トンネルの奥へと進んでいく。

amazonprime

1 2 3 4 5 6 7