高橋一生が最高! 圧巻の存在感を放つおすすめ映画(5)。超絶おいしい役!「とてもいいやつ」を好演する名作
子役から俳優の世界に身を投じ、現在、着実にその唯一無二の存在感を日本映画史に刻んでいる高橋一生。5月には、近年では映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』にも主演するなど、その破竹の勢いは止まらない。、その破竹の勢いは止まらない。そんな、高橋がこれまで出演し、名演を残してきた作品を5本、紹介していきたい。(文・ZAKKY)
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理想のベストフレンドを名演
日本映画史上に残る恋愛映画の定番作
『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)
監督:行定勲
脚本:坂元裕二、伊藤ちひろ、行定勲
原作:片山恭一
出演者:大沢たかお、柴咲コウ、長澤まさみ、森山未來、山﨑努
【作品内容】
片山恭一による同名ベストセラー小説をオリジナル・ストーリーを付け加え、行定勲、監督・脚本にて映画化。
主人公・朔太郎(大沢たかお)は休日にオフィスで同僚と共になにげなくテレビをつけた。そこには台風上陸のニュースが流れており、ぼんやり眺める朔太郎だったが、今日は婚約者である律子と新居へ引っ越しをする日だったことを思い出す…。
純愛とその喪失感を描いた感動のラブ・ストーリー。主演・大沢たかお。その恋人に柴崎コウ。また、長澤まさみと森山未來が高校時代の2人を演じた。
【注目ポイント】
この大ヒット映画にも、高橋一生は、超絶おいしいサブキャラクターとして登場している。高橋が演じたのは、主人公・朔太郎(森山未來)の高校時代の友人・大木龍之介である。
大木を一言で言い表すのなら「とてもいいやつ」に尽きる。クラスのマドンナ的存在の亜紀(長澤まさみ)と思いがけず親しくなり、初めての恋が始まった朔太郎を全力でサポートする。
夏休み。朔太郎と亜紀の仲を深めるために、ボートを出して2人を夢島旅行へと連れ出した大木は、朔太郎にこっそり避妊具を渡すなど、茶目っ気と思いやりたっぷり。「こんな友達がいたら最高!」と、観る者に思わせる、理想のベストフレンドを自然体の芝居で見事に体現している。
大木というキャラクターを魅力的なのは、演じる高橋一生本人の人柄が役を通じて伝わってくるからに他ならない。若き日の初々しい高橋の芝居を堪能したい方に、ぜひお勧めしたい一作だ。
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