コメディ映画は、大人から子供まで幅広い年齢層が楽しめる点が魅力だ。しかしながら近年、大人が楽しむR指定コメディ作品の人気が高まっている。今回は米メディア『collider』を参考に、そんな大人のための「R指定コメディー映画」の中から、今世紀に入って作られた傑作を10本厳選してご紹介。下ネタ好き必見のラインナップをお届けする。

マーベル史上初のR15指定コメディ

『デッドプール』(2016)

出典：Amazon

製作国:アメリカ合衆国
監督:ティム・ミラー
脚本:レット・リース、ポール・ワーニック
キャスト:ライアン・レイノルズ、モリーナ・バッカリン、エド・スクライン、T・J・ミラー

【作品内容】

元特殊部隊の隊員から傭兵に転身した男ウェイド・ウイルソン（ライアン・レイノルズ）は、突然末期ガンを宣告され、悲惨な人体実験の被験者となったために、驚異的な治癒能力を手に入れる。デッドプールと名乗った彼は、自分を死なせかけた男を追跡し始める…。

【注目ポイント】

現在、ハリウッドでは相変わらずコミックの映画化が続いているが、予算をかける分、爆死することがないように徹底的に品質管理されている。その結果、いかにも均質的で、リスクを恐れた、刺激に欠ける作品が増えることに。

もはや枠に囚われない考え方に根ざした作品は作られないのか…。そんな中、彗星のように現れたのが、映画『デッドプール』である。

俳優ライアン・レイノルズは、まさにハマリ役。ヒステリックで冒涜的、狂気への道をずんずん突き進むデッドプールは、融通の効かないコミック本の映画化作品の中で、一部のファンから圧倒的人気を誇っている。

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