『インド大映画祭 IDE 2023 in K’scinema』6月17日より開催! 『サーカス』ダンスシーンの本編映像
特定非営利活動法人「インド映画同好会」が、他の追随を許さないラインアップを揃えて贈る『インド大映画祭 IDE 2023 in K’scinema』が、6月17日(土)~7月7日(金)の21日間、新宿K’s cinemaにて開催される。この度、『サーカス』のダンスシーンの本編映像が解禁された。
日本初公開5本を含む、合計15本の特集上映
今回日本初公開となる1本『サーカス』は、シェイクスピアの「間違いの喜劇」を脚色して書かれたインドの戯曲が原作となった映画で、「人格の形成は遺伝によらず、環境による」という持論を証明するために取り換えられた2組の双子の運命を描いたもの。
子のロイ役(2人ともロイという名前)を、人気スター、ランヴィール・シンが演じ、ウーティーの町にある「マドラスカフェ」で夫人のディピカー・パードゥコーンと、息の合った華麗なダンスシーンが展開される。
「一緒に来て、あなたを待っていた」という“アイテムガール(ダンスシーンに登場する女性の意味)”のディーピカ―に、OKの合図を出して、舞台に呼び寄せられるランヴィ―ル・シン。サーカス団の団長で“電流男”として、見せ場作る人気者ロイのダンスらしく「僕が踊ると、皆に電流が走る」という歌詞と共に、多勢をバックに踊る姿は圧巻だ。
また、シークレット枠とされていた作品が決定!まずは、日本初公開となる『ただ空高く舞え』のスーリヤ主演最新作『ジャイ・ビーム』。人権派弁護士チャンドルの闘いを描く法廷劇。
もう1本『囚われし者 ボーラー』も日本初公開。『RRR』のラームの父親役アジャイ・デーヴガンの主演、監督作のアクション。最後は『百発百中-Ghilli』のヴィジャイ主演で『火花-Their』。過去を消さねばならなかったジョセフと娘との姿を描くエンターテインメント作。
シークレット枠の追加上映作品
『ジャイ・ビーム』
2021 年/157 分/タミル映画 ©2D Entertainment
監督:T・J・ニャナヴェル
出演:スーリヤ (『ただ空高く舞え』『24』)、プラカーシュ・ラージ(『百発百中-Ghilli』)
ヘビやネズミ等の駆除を生業とするイルラ族のラージャーカンヌは、窃盗犯と見なされ逮捕された挙げ句、彼の妻や兄弟まで警察に拘束された。人権派弁護士チャンドルが立ち上がり、険しく果てしない闘いが始まったが…。日本初上映。
『囚われし者 ボーラー』
2023 年/143 分/ヒンディ映画 ©AjayDevganFFilms
監督:アジャイ・デーヴガン
主演:アジャイ・デーヴガン(『RRR』)、タッブー
囚人ボーラーは 10 年ぶりに出所して、生まれた時から孤児院暮らしの我が娘を迎えに行こうとするが、その道中で逮捕されてしまい、過酷な事件に巻き込まれた事を悟る。その状況は彼の想像をはるかに超え、あらゆる狂気に満ちていたが…。日本初上映。
『火花-Theri』
2016 年/151 分/タミル映画 ©V Creations
監督:アトリ
主演:ヴィジャイ(『百発百中-Ghilli』)、サマンタ(『24』『マッキー』)
ケララ州でベーカリーを営むジョゼフは娘と 2 人で暮らしていた。彼はある出来事から過去を隠し、この地に他州から移って来たが平穏な日々は続かなかった。彼の過去とは?なぜ過去を消さねばならなかったのか?
6月17日(土)~7月7日(金) 新宿K‘s cinemaにて上映
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