物語と美しい海の中を忠実に再現したことで話題の実写版『リトル・マーメイド』。美しい歌声を持つ人魚姫の物語だが、主役・アリエルと同じか、またはそれ以上に注目を浴びたのが悪役である“海の魔女アースラ”だ。アースラを演じた女優メリッサ・マッカーシーが、劇中で描かれるアースラの悪事を擁護したようだ。

アトランティカで孤独を感じているアースラ
心の傷を隠すための鎧とは

カナダニュースサイトScreen Rantによれば、人気女優メリッサ・マッカーシーが、映画『リトル・マーメイド』に登場する “海の魔女アースラ”について語ったようだ。

アースラはディズニー界の悪役の中でも、特に皆んなに誤解されているキャラだと話す。

1989年のディズニー・アニメでアースラは、海底の王国アトランティカの王位を奪う計画のもと、人間の世界を歩くチャンスを与えるため、アリエルと取引を行う。女優ハリー・ベイリーが主演のアリエルを演じる実写版映画『リトル・マーメイド』では、アースラのキャラクターを豊かにするための要素が付け加えられている。

マッカーシーは、米YouTubeトークショー『First We Feast’s Hot Ones(原題)』で、アースラの正体について独自の見解を述べた。

彼女は、アースラがアトランティカを追放された後、何年も耐え忍んできた苦痛を隠すために、大げさな衣装と、自信過剰で外向的な性格を利用していると述べた。

「彼女は完全に誤解されていると思う」「“彼女の鎧は何だ？”みたいな話なんだけど、彼女の鎧はそのメイクで、奇抜な髪型で、大柄な態度。でもその鎧は全部彼女の孤独をカバーするためのものなんです」

「彼女は家族に裏切られたと感じているし、孤独を感じている。その2つの面を演じることで、私は…恋に落ちたような気がしました」と、アースラを擁護するような発言をした。