ギャルのカリスマ・みりちゃむが選ぶ、お気に入りの映画(3)「『どういうこと?』と気になったので、観た映画です」
text by ZAKKY
各界で活躍する著名人に「人生に影響を与えた映画」をセレクトしてもらい、その魅力を語っていただくインタビュー企画。今回登場するのは、ギャルメディア『egg』の専属モデルであり、昨今では、お笑い芸人との絡みが神がかりすぎるということで、ギャル界のみならず、そのカリスマ性を遺憾なく発揮しているギャルタレント・みりちゃむさん。そんな彼女が好きな映画とは? (取材・文:ZAKKY)
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「観ていて切ない気持ちになる」
小松奈々×福士蒼汰共演の異色ラブストーリー
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(2016)
―――七月隆文の小説を基にした青春ラブロマンスで、漫画化もされた作品ですね。
「公開からしばらく経った後に、これもネトフリで、タイトルがまず、『どういうこと?』と気になったので、観た映画です。丁度、アニメで観るものがなくなったころだったんで。
はっきり言って、途中までワケがわからなかったのですが、ヒロインの福寿愛美(小松菜奈)だけが、彼氏(南山高寿/福士蒼汰)と別れる未来を知っているという、スゲーかわいそうな話だな~と思ってからは引き込まれました」
―――実は主人公・愛美は未来から来た、という設定なんですよね。
「そうなんです。彼女は、自分たちの未来を知っているから、高寿と初めて手をつなぐシーンでも泣いてしまうんですね。当然、高寿はなんで泣いているのかもわからない。さらに、彼の日記を未来から来た愛美は持っているんですよ。そのあたりの描写が切なくもなるし、複雑な気持ちになるんです」
―――途中まで理解できないと仰ってましたが、原作小説や漫画は未読だったのですか?
「読んでないですね。私、小説や漫画の実写化って、原作を知っていると、あまり観たくないんですよ。原作には原作の表現があると思いますし。原作を読んで思っていたのと違
う表現されると、『おい!そういう感じかよ~』と、思ってしまうんです(笑)。『恋空』(2007)が、まさにそんな感じだったので(笑)」
―――原作を冒涜するのは許せないということですか。大変真っ当なご意見で面喰いました(笑)。
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