最悪の大爆死ジャニーズ主演映画…黒歴史レベルの失敗作(2)。戦犯は演技力…経験不足露呈し1.4億円の大コケ
絶対的な人気を誇るジャニーズ。歌やダンスだけに止まらず、芝居もこなしてしまう彼らの魅力は女性ファンのみならず、男性の憧れでもある。しかし大人気の彼らを主演においた映画やドラマはヒットするのかといえば、そんなことはないのが現状だ…。今回は彼らの人気だけでは成立しなかった、興行収入の低かった作品を5本セレクトして紹介する。
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原作者が「再現度120%」と絶賛するも大爆死
『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』(2018)
上映時間:112分
製作国:日本
監督:篠原哲雄
原作:いくえみ綾
脚本:持地佑季子
配給:アニプレックス
キャスト:小瀧望(ジャニーズWEST)、黒島結菜、高杉真宙、川栄李奈、谷村美月、市川知宏、綾野ましろ、石川志織、中村久美、鈴木砂羽、白石美帆、森崎博之
【作品内容】
両親の離婚後、東京から北海道・札幌に引っ越した女子高生・糸真 (黒島結菜)は、転校先の学校で女子に人気の2人の少年、和央(高杉真宙)と弦(小瀧望)に出会う。友情と恋の間で揺れる糸真は、果たして恋のヒロインになることができるのか…。
【注目ポイント】
ジャニーズWESTの小滝望、黒島結菜がW主演を務め、累計発行部数120万冊を超えた、いくえみ綾の人気コミック『プリンシパル』を原作に実写化した本作。
キュンとした甘酸っぱい恋愛ストーリーで、豪華なキャストと、恋仲の2人が、親同士の再婚によって義理の兄弟になってしまうという胸キュンなストーリー展開、そして舞台である札幌の美しいロケーションも相まって、中高生を中心に注目された作品だった。
原作のいくえみ綾も「再現度120%」と称賛していたにも関わらず、約1億4400万円の惨憺たる結果に…。その要因の矛先は映画初主演を務めた小瀧望の演技に向けられていった。
2008年にデビューした小瀧は、本作の主演に抜擢される前にも数々の映画や舞台、テレビドラマに出演経験があり、ジャニーズの若手の中では比較的、その演技力が評価されていたものの、主演を務めるには、やや経験不足だったのか、それとも役柄とマッチしていなかったのか、失敗の戦犯に祭り上げられてしまう。
その後、小瀧に映画出演オファーはないものの、テレビドラマや舞台では活躍を見せている。特に、テレ朝系ドラマ『刑事7人』では、ジャニーズの偉大なる先輩・東山紀之との共演も果たしている。
彼にとっては、この上ない“生きた見本”だろう。こうして経験を積み、20代後半に差し掛かった小瀧が、一皮むけた姿で、再びスクリーンに帰ってくる日を待ちたい。
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