テーマ曲がヤバい…絶対に映画館で観るべき理由とは? GENERATIONS総出演、映画『ミンナのウタ』徹底考察&評価
text by タナカシカ
GENERATIONSのメンバーが本人役でホラー初挑戦! 映画『ミンナのウタ』監督は日本のホラー映画の巨匠・清水崇。一度聴いたら、頭から離れない不気味なメロディ。それは伝染し、あなたもその世界に取り込まれてしまう…。本格ホラー好きにオススメな理由を深掘り解説する。(文・タナカシカ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
GENERATIONS×ホラー界の巨匠・清水崇の超本格ホラー
国民的グループ「EXILE」の兄弟ユニットとして、2011年に発足した7人組ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS」。昨年デビュー10周年を迎えた同グループのメンバーがメインキャストを務める本作は、メンバーがそれぞれ本人役を演じるという、実験的な設定が話題を集めている。
出演者は、GENERATIONSのメンバー(白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友)に加え、探偵・権田役をお笑い芸人のマキタスポーツ、権田に真相解明を依頼するGENERATIONSのマネージャー役を早見あかりが演じている。
メンバー同士のリアルな掛け合いや、本人役を演じリアリティーのある表情を見ることができるため、GENERATIONのファンにとっては垂涎の作品だと言える。
しかし、GENERATIONSのファンだからという軽い気持ちで観に行くと、思わぬ展開に面食らうだろう。なぜなら清水崇が監督しているからだ。
清水崇といえば、『呪怨』シリーズをはじめ、近年には『犬鳴村』(20)、『樹海村』(21)、『牛首村』(22)の〈恐怖の村シリーズ〉の3部作を手掛ける、言わずと知れたJホラーの巨匠。
本作は、GENERATIONSの魅力が堪能できる作品であると同時に、超本格派ホラーに仕上がっている。