中毒者続出…”圧倒的な面白さ”の秘密とは…? 『バチェラー・ジャパン』の魅力を徹底考察。海外版との違い、楽しみ方も解説
text by 森田真帆
Amazon Prime Video による恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』。最新作となるシーズン5がいよいよ完結を迎えた。今回は、老若男女問わず、熱狂的なファンを獲得している本シリーズの魅力と楽しみ方を、映画ライターの森田真帆がレクチャーする。(文・森田真帆)【あらすじ 解説 考察 評価 レビュー】
【著者プロフィール】
1980年、東京生まれ。1998年に渡米。ウィル・スミスが代表を務めるウィル・スミス・エンタープライズにてインターン。北野武監督のロサンゼルスロケなどさまざま映画製作の現場を経験。帰国後は、株式会社ウエルバ(現シネマトゥデイ)の専属ライターとしてブラッド・ピット、トム・クルーズ、キアヌ・リーブスら、これまで国内外500人以上のスターにインタビュー。書籍「崖っぷちのハリウッドライフ〜まほのハリウッド日記」を発売中。
シビアなアメリカのテレビ業界で不動の人気
怪物コンテンツ“バチェラーの人気の秘訣”
Prime Videoによる人気恋愛リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」の最新作となる「バチェラー・ジャパン」シーズン5の最終話がいよいよ配信となりました!
配信当日には、SNSにトレンド入りするほどの人気を集めているこの番組は、一体どんな番組なのか。オリジナルであるアメリカ版の「The Bachelor(ザ・バチェラー)」は、大手テレビネットワークのABCで2002年3月の放送から今日まで27シーズンにわたって放送されている長寿リアリティーショー。
視聴率がちょっとでも落ちれば即座に打ち切りになるシビアなアメリカのテレビ業界において、こんなにも長い間放送され続けていることからもその人気のすごさがうかがえます。放送期間中は、バチェラーを特集した専門雑誌が販売されるほど盛り上がり、モーガン・フリーマン主演のコメディ映画『ジーサンズ はじめての強盗』でも主人公たちがバチェラーに釘付けになるシーンが登場するほどの有名番組です。
今では、アメリカのほか、カナダ、オーストラリア、イギリス、ドイツをはじめさまざまな国で本番組のフランチャイズ版が放送されています。