「ルフィがこの世に存在した」尾田栄一郎×Netflix『ONE PIECE』が、史上最高のアニメ実写作品と評価を受ける
日本時間8月31日午後4時、遂にNetflixにて配信がスタートする実写版『ONE PIECE』。出演キャストや、ストーリー内容などが早くも注目を集めている。原作者の尾田栄一郎が製作にも携わり、大きな成功が期待される本作。今回は、現地メディアである米Movie Webを参考に、その詳細内容を確認していく。
キャラクターを完璧にコピーしたキャスト陣に
尾田栄一郎の反応は…?
映画作品の中では、ビデオゲーム実写化と同様に、アニメ実写化の歴史は酷いものが多い。
映画『カイト/KITE』(2014)、映画『エアベンダー』(2010)、映画『ドラゴンボール EVOLUTION』(2009)、映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)、ドラマ『カウボーイビバップ』(2021)、そして映画『マトリックス』の製作で有名なウォシャウスキー監督の映画『スピード・レーサー』(2008)でさえ、期待ハズレなどの酷評を受けてきた。
しかし、三池崇史監督が製作を務めた映画『ジョジョの奇妙な冒険』や、映画『BLEACH』、映画『るろうに剣心』などは、多少マシと言われている。しかしながら、一般的にアニメ実写化が傑作であったり、原作を凌駕するような作品は今のところないのが現実…。
しかし、Netflixにて、今月8月31日より、公開の日本の長寿マンガ・アニメを実写化した新シリーズ『ONE PIECE』は、この歴史を覆す可能性を秘めているようだ!
残念ながら今ここで多くを明かすことはできないが、どうやらNetflixはドラマ『カウボーイビバップ』(2021)の失敗から学びを得たようだ。
それと同時に、今回のドラマシリーズ『ONE PIECE』では、高度なファンタジー設定と、根底にあるユーモア性が、実写にピッタリの構造であり、成功の要因になるとして、大きな期待が高まっている。
キャスティングに関してもそうだ。
まずは、主人公モンキー・D・ルフィ役の若き俳優イニャキ・ゴドイ。
ルフィの無限の好奇心や、周りに伝染するかのような共感性の高い喜び、あくなき楽観主義を見事に表現。ルフィの無邪気な笑顔も完璧にマスターしている。
ロロノア・ゾロ役の新田真剣佑と、ナミ役のエミリー・ラッドは、非常に魅力的なそのルックスで視聴者をドラマに引き込ませる。
ピエロのバギーを演じる、俳優ジェフ・ウォードも必見。彼のキャラクターである不穏な海賊ピエロであるバギーの恐怖を表現する姿は見逃すことができない。
また、彼らがルフィの陽気な冒険心に振り回されるユーモア溢れる姿は、視聴者までもを冒険に巻き込む力があり、本作の見どころと言える。
ワンピースの生みの親である尾田栄一郎は、Netflixが本作の実写化に細心の注意を払って製作したことを確認している。
尾田栄一郎は「ルフィがこの世に存在した」と衝撃を受けたコメントまで残している。
数多の『ONE PIECE』シリーズのファンも、まだ『ONE PIECE』を知らない人も、この壮大な実写シリーズに大満足することが予想できる。
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