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テントの最終目的は? 裏切り者はまさかの…? ドラマ『VIVANT』9話を徹底予想&考察。残された謎を深掘り解説

text by 寺島武志

TBS系日曜劇場ドラマ『VIVANT』。従来の民放ドラマとは一線を画すスケールの大きさに加え、物語の展開が絶えず変化し、回を増すごとに増える新たな謎によって、視聴者を翻弄し続ける本作。今回は、来たる9話、そして緊急生放送SPへの予習として、8話時点での未回収の謎や、筆者による今後の展開予想をお届けする。(文・寺島武志)

考察合戦が過熱…。気になる結末は?

『VIVANT』より(C)TBS
VIVANTよりCTBS

TBS系日曜劇場『VIVANT』の第8話の世帯平均視聴率が14.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)記録し、第1話の11.5%から順調に数字を伸ばしている。

様々な謎を残すストーリー展開に、ネット上では放送の度に考察合戦が繰り広げられ、さらに、ノコルを演じる主要キャストの二宮和也がX(旧ツイッター)で、実況ツイートするなど、従来の民放テレビドラマのスケールを超えた盛り上がりを見せている。

しかし一方で、3日放送の第8話の中では、主人公の乃木憂助(堺雅人)が、テロ組織「テント」のリーダーである実父のノゴーン・ベキ(役所広司)と、40年ぶりの再会を果たし、テントの関連会社で働くまでを描いており、誤送金事件を発端とした、日本とバルカ共和国を跨いだ壮大なストーリーに大きな動きはなく、「あと2話で、この物語は完結するのか」という声も上がってきている。

第1話から108分という映画並みの長尺で始まったこのドラマ。10日に放送予定の第9話は79分スペシャル版、その放送前には、堺雅人、二階堂ふみ、阿部寛、松坂桃李、二宮和也らの豪華俳優陣が撮影秘話を語る「緊急生放送 150分スペシャル」と題したファンミーティングが開催される予定だ。この分で行くと、最終回の第10話も大幅な放送時間の拡大が予想される。

ここでは、毎回のように伏線を巡らせながら謎を残し、敵対や結束、そして繰り返される裏切りといった出来事にフォーカスし、過去回を振り返りながら、結末を考察してみたい。

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