大爆死! 史上最悪の少女漫画実写化…大失敗の日本映画(5)違和感だらけで炎上…衝撃の大コケであえなく撃沈
現在、少女コミック原作の実写映画は数えきれない程存在するが、原作ファンから大ブーイングをくらった作品も少なくない。最近なにかとすぐに実写にして話題を集めようとする傾向があるが、なかにはお粗末な作品もちらほら・・・。今回は、そんな中でも特に失敗が際立つ少女コミックの実写化映画5作品を紹介する。
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原作と性格が違う!?
吉沢亮のプロモーションビデオ
『ママレード・ボーイ』(2018)
上映時間:127分
監督:廣木隆一
原作:吉住渉
脚本:浅野妙子
キャスト:桜井日奈子、吉沢亮、佐藤大樹、優希美青、筒井道隆、谷原章介、檀れい、中山美穂
【作品内容】
女子高生の小石川光希(桜井日奈子)はある日突然、両親から松浦夫妻とパートナーを交換して再婚するという衝撃告白を受ける。さらに松浦夫妻の息子で光希の同じ年の遊(吉沢亮)も含め、皆で一緒に暮らすことに。
1990年代に集英社の少女コミック誌「りぼん」で連載され、吉住渉の人気コミックを、『ストロボ・エッジ』の廣木隆一監督がメガホンをとり、『今日、恋をはじめます』の浅野妙子が脚本を担当し実写映画化。
【注目ポイント】
原作は8巻で累計発行部数1000万部を超え、アニメ化もされるなど人気を誇っている人気漫画だ。多くのファンに愛され続けており、初回連載から21年後に続編が連載されたほどだ。
しかし、そんな根強いファンを持つ同作の映画化は、興行収入3・8億円とあえなく撃沈。そもそもファンたちは実写なんて望んでいなかったのかもしれない。
それはなぜか。まず一つは、設定がぶっ飛びすぎてることだ。
お互いの両親をトレードして一緒に暮らすなんて、正気の沙汰ではない。漫画やアニメのままならファンタジー感があってまだ許せるが、実写にしたことでその非現実的な設定への違和感が強くなり、物語に集中できない。
また、原作との違いも批判の的となった。原作での光希の性格は元気で明るく少し子供っぽい性格なのだが、映画版の光希はなぜか常に不機嫌で冷めた性格に改変されているのだ。主人公の家庭の異常さを際立たせるための演技だったのかもしれないが、そこは忠実に再現して欲しかった。
そんなツッコミどころ満載の作品だが、そこに好意的な意見も。ポジティブな意見を一身に集めるのは、遊を演じた吉沢亮の演技だ。
「彼がいなければ最後まで観れなかった」という声も上がるほど、その存在は大きい。ぜひ吉沢亮のプロモーションビデオを観ている気持ちで楽しんでほしい。
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