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夏の終わりを描いた最高の映画は? 儚く切ない名作映画(4)歴史に残る最高傑作! 差別を超えるスポ根の金字塔

text by 編集部

大きく開いた窓から入る暖かい風にのって、子供の笑い声が聞こえる。授業終わりの放課後の苦い思い出。“夏”が終わりに近づくと、何故か少し切ない気持ちが残る。そんなどこかで誰もが感じた、夏の終わり。今回は、米Movie Webを参考に、人間関係が変化し、気持ちが変化する、儚くも切ない夏の終わりを捉えた映画を、5本紹介する。

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“白人と黒人”人種差別の壁を乗り越える
実話を元にしたスポ根映画

『タイタンズを忘れない』(2000)


出典:Amazon

製作国:アメリカ
監督:ボアズ・イェーキン
脚本:グレゴリー・アレン・ハワード
キャスト:デンゼル・ワシントン、ウィル・パットン、ウッド・ハリス、ライアン・ゴズリング、イーサン・サプリー

【作品内容】

舞台は、1970年代初頭、まだ人種差別が大きな問題となっていたアメリカ。そこで実際にあったエピソードを基にしたスポーツ・ヒューマン・ドラマ。

とある町で白人が通う高校と、黒人が通う高校が統合されることになる。両校に存在するフットボール・チームも1つに統合されることとなった。

人種差別が根強い地元住民が、その統合に反発する中、アメリカ初の人種混成チームが誕生。さまざまな苦難を乗り越え、チームはひとつにまとまっていく……。

【注目ポイント】

タイタンズを忘れない
映画タイタンズを忘れないGetty Images

俳優デンゼル・ワシントンが実在のフットボール・コーチ、ハーマン・ブーンを演じるスポーツ・ドラマの映画『タイタンズを忘れない』。

1971年にヴァージニア州のフットボール・チームを統合するため、同僚のコーチ、ビル・ヨースト(ウィル・パットン)と力を合わせ、学校の生徒たちを団結させるというミッションに挑んだ彼の決意を描く、実話に基づいて製作された作品である。

本作は、夏の終わりから始まる。フットボール・コーチのハーマン・ブーンと選手たちが、トレーニングキャンプに参加し、キャンプを通してお互いの絆を深めていく。

人種差別について深く考えさせられる本作では、人間同士、お互いに話し合えば、分かり合えるという感動的なラストを迎え、史上最高のフットボール映画のひとつとして広く評価され、批評的にも商業的にも成功を収めた。

夏の終わりを、熱いスポ魂ドラマの本作と共に過ごせば、自身の中にある人間関係のモヤモヤは、いつの間にか晴れて新しい季節を迎えることができるかもしれない。

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