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怖いほどリアル…未来を予測したSF映画は? 歴史に残る名作(3)元ネタは日本アニメ! 世界を変えた超大作

text by 編集部

今やChatGPTの登場によりSF世界が近づいたように思える。ハリウッドでは、映画作品にAIの技術を使用することに関して、ストライキが起きており問題となっている。今回は、現実を考える上で重要なヒントを与えてくれるSF映画を米The Hollywood Reporterを参考に5本紹介していく。

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バーチャルリアリティー社会を予言…。
元ネタは日本SFアニメーション

『マトリックス』(1999)


出典:Amazon

製作国:アメリカ合衆国
監督:ウォシャウスキー姉妹
脚本:ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー
キャスト:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、
ヒューゴ・ウィーヴィング

【作品内容】

ニューヨークの会社でしがないコンピュータープログラマーとして働くトーマス・アンダーソン。彼には、裏世界の凄腕ハッカー”ネオ”というもうひとつの顔がある。

ある日ネオのディスプレイに突如として現れる不思議なメッセージ。その言葉に導かれるがまま、謎の美女トリニティと出会う。そして彼女の手引きにより、ある人物と出会うこととなる…。

映画『マトリックス』左はキアヌ・リーブスとヒューゴ・ウィーヴィング
映画マトリックス左はキアヌリーブスとヒューゴウィーヴィングGetty Images

【注目ポイント】

本作の登場は世界に衝撃を与えた。

その設定は「私達が生きているこの世界は実は現実ではなく、機械が動くための生体電池として人間が栽培されており、仮想世界を見させられているだけ」というものだ。

また本作に登場するキャラクターで、最も印象的な登場人物と言えば、黒いスーツにサングラスの男エージェント・スミスだろう。彼は、銃弾をかわし、光速でパンチを繰り出し、マトリックスのプログラムに捕らわれている人間の体を乗っ取ることができる。

彼らの目的は、マトリックスの中にいる人間を、無力な状態に保ち、現実世界にいるロボットの燃料源として利用できるようにすることなのだ。

本作の元ネタと言われているのが、押井守監督のSFアニメーション映画『GHOST IN THE SHELL-攻殻機動隊』だ。映画『マトリックス』の監督を務めたウォシャウスキー姉妹は、『GHOST IN THE SHELL-攻殻機動隊』のような映画を実写で制作したいと、映画プロデューサーのジョエル・シルバーに話したという。

壮大な本作の物語は、SF映画の常套パターンである人類の未来を想像したものというよりかは、現実で既に常に起こり得るかのような内容となっている。

『マトリックス』一作目の公開から20年以上経過した現在、VR(バーチャルリアリティー)技術は日進月歩。現実と見まがうような仮想世界が我々の前に立ち現れる時代は、そう遠くないかもしれない。

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