怖いほどリアル…未来を予測したSF映画は? 歴史に残る名作(4)最強の金字塔! 衝撃と大興奮の歴史的傑作
今やChatGPTの登場によりSF世界が近づいたように思える。ハリウッドでは、映画作品にAIの技術を使用することに関して、ストライキが起きており問題となっている。今回は、現実を考える上で重要なヒントを与えてくれるSF映画を米The Hollywood Reporterを参考に5本紹介していく。
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人類vs機械の闘いを描く黙示録的SF映画の傑作
『ターミネーター』(1984)
製作国:アメリカ合衆国
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン
キャスト:アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン、アール・ボーエン
【作品内容】
未来で繰り広げられている、人類vs機械の果てしない闘い。機械軍は人類のリーダーのジョン・コナーを歴史から消すために、1984年のロサンゼルスに、ジョンを産むサラ・コナーを抹殺するため、殺人機ターミネーターを送り込む。
そしてある日、サラの前に黒づくめの殺人機が姿を現す。しかしその時、ジョン・コナーの命を受け、未来からやって来た戦士カイル・リースが彼女を守るために現れる。
【注目ポイント】
本作の監督を務めるジェームズ・キャメロンと映画プロデューサーのゲイル・アン・ハードは、この作品を通じて「I’ll be back」というキャッチフレーズを生み出した。
本作の設定は、米軍の防衛コンピューターだった「スカイネットシステム」が、人類に反乱を起こし、人類を抹殺対象として核戦争を起こす。それにより、人類の大半は死亡する。しかしそこに、人類抵抗軍のリーダーとしてジョン・コナーが現れる。彼は生き残った人間を束ねて、機械軍に反撃。そして、機械軍を打ち破り、人類に勝利をもたらす。
しかしスカイネットは、歴史を変えることを試みる。機械軍を打ち破った人類抵抗軍の司令官・ジョン・コナーが生まれる前に、彼の母を抹殺するために、1984年の世界にターミネーターを送り込むのだ。
自分に身に覚えの全くない内容で追われる母サラ・コナー。すでに人類が絶滅の危機を迎えた未来の視点から現在を見通す本作の物語は、その斬新さでSFファンを興奮させ、恐怖に陥れた。AIの登場による人類の危機、というテーマをダイナミックに描いた、誰もが認める名作である。
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