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実話がベースの心温まるヒューマンドラマ。津田寛治主演作『自宅でありがとう。さようなら』ポスター&予告編&場面写真解禁

text by 編集部

父親の“在宅介護”を通じて導きだされる、「人はどう生き、どう死と向き合うのか」への“ヒント”とは…。映画『自宅でありがとう。さようなら』が、2023年10月27日(金)に公開されることが決定した。さらにこの度、同作のポスタービジュアル、予告編、場面写真が一挙解禁され、主演を務める津田寛治からもメッセージが到着した。

津田寛治主演映画『自宅でありがとう。さようなら』公開日決定!

©GLAUCOPS
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演技派のベテラン俳優である津田寛治の主演最新作となる本作は、江戸っ子気質の父親の“在宅介護”を通じ「人がどう生き、そしてどう死と向き合うのか」というテーマに対し、ある一つの“ヒント”を導き出してくれる、笑いあり、涙ありの、心温まるヒューマンドラマ。

本作は、製作総指揮・高井義行の実話がベース。「人生は死ぬまでの暇つぶし」が口癖で、少年期の息子を寿司屋や蕎麦屋に連れ出しては飲むという、小粋で江戸っ子だった父親が、数年前に他界。高井より父親のエピソードを聞いていた松岡孝典監督が映画サイズに脚色し、江戸っ子で少し変わり者の父親の“在宅介護”を迎えた家族たちの奮闘記として、その軽妙なタッチと笑いのセンスで、見事に映像化した。

厚生労働省によると、2020年度の要介護(要支援)認定者数は約682万人、その内、在宅介護者は413万人。その中で、在宅を希望しても、実際に看取れるのは15%程度だという。

どこかで誰もが将来的に向き合うであろう“現実”に、この物語を通して、新しい視点とヒントを見せてくれる。

“日本映画の名バイプレイヤー”津田寛治、主演最新作

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介護が必要となった父親にはじめは戸惑いながらも、幼少期の父親との思い出を振り返る主人公・良昭を、『首』(北野武監督)、『おしょりん』 (児玉宜久監督)、『さよなら ほやマン』(庄司輝秋監督)、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(成田洋一監督)、『唄う六人の女』(石橋義正監督)など、今年も公開作品が続々と控える“日本映画の名バイプレイヤー”津田寛治が演じる。

一見重たくなる介護というテーマを、津田が醸し出す独特な雰囲気、情感豊かな演技により、そこまで重くならず、すっと観る者の心に届く物語へと導いてくれる。

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そして、その家族を演じる俳優陣も実力派が勢ぞろい。献身的に良昭を支える妻・まさこ役を、東海テレビのドラマ「あぶない女たち」(90)、YTVの朝の連続ドラマ「花友禅」(91)と主演が続き、その後もドラマ、映画、舞台などで活躍する、星ようこ。

父親の恒三役を、60年代の大映の京都撮影所俳優部出身のベテラン俳優・峰秀一。父親の妻・晴子役を、劇団青年座出身で、『未帰還の友に』(福間雄三監督)、『イチケイのカラス』(田中亮監督)等、今年も映画出演が続く、藤夏子。

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良昭の息子となる隆良役に、2020年ミュージカル『新テニスの王子様』The First Stageにテニミュボーイズとして舞台初出演、その後もドラマ、映画、CMなどにも出演が相次ぐ、吉川康太が演じる。

さらに、若かりし日の父親・恒三を演じるのは、80年代、子役時代にフジテレビ系のテレビドラマ『オレゴンから愛』シリーズで主役を務めた、石和摂。本作で久々に俳優復帰となった。

ポスタービジュアル、予告編が、一挙解禁!

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ポスタービジュアルは、津田寛治演じる良昭が、微笑みながら、冬の空を見上げる姿が大きく写し出される。これまでの父親への感謝と愛情、そして、最期を迎える段階に入った父親に対する“心の葛藤”を表現したビジュアルとなっている。

また予告編も完成しました。良昭(津田寛治)の父親・恒三(峰秀一)が突然寝たきりに。在宅介護になることで、妻・晴子(星ようこ)との口論、息子・隆良(吉川康太)との衝突など、動揺する家族たち。

そんな中、父親は家族に迷惑をかけられないと断食を決行するも、なかなか死ねず「即身仏になれないなぁ…」とボヤく始末。そんな日々の中、良昭は妻・晴子に「父親に死んでほしいと思った・・・」と心に浮かんだ気持ちを告白する。

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