映画史上最も恐ろしい悪役は…? 歴史に残るダークヒーロー(5)究極のラスボス! 悪のシンボルとなったのは?
物語には欠かせない存在と言えば悪役。主人公と対抗的なキャラクターという要素だけでなく、不気味で魅力溢れる姿は多くの観客を虜にする。そんな銀幕で輝き続ける映画史に残る悪役が活躍する作品を紹介。今回は米colliderを参考に、歴代映画悪役5選を紹介。
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悪のシンボル
ダース・ベイダー 「スター・ウォーズ」三部作 (1977-1983)
製作国:アメリカ
監督:ジョージ・ルーカス、アーヴィン・カーシュナー、リチャード・マーカンド
脚本:ジョージ・ルーカス、リイ・ブラケット、ローレンス・カスダン
キャスト:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アレック・ギネス
【作品内容】
アナキンの息子であるルーク・スカイウォーカーの成長物語を中心に描かれている3部作。ルークは自分の出自を知らずに育ちながらも、ジェダイとしてのアイデンティティを見つけ、確立していく。
この3部作は、「スター・ウォーズ トリロジー(三部作)」または「クラシックトリロジー(旧三部作)」と呼ばれ、シリーズ全体の源流であり、ルークと双子の妹であるレイアの再会や、戦友となるハン・ソロとチューバッカとの出会いなどを果たす。
【注目ポイント】
『スター・ウォーズ』オリジナル3部作を象徴する悪役として登場するのがダース・ベイダーだ。1977年の映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』では、誰にも止められない力を見せ、1980年の映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』では、英雄ルーク・スカイウォーカーと、意外な繋がりがあることが明かされ、3部作の最終作『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』では、ルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダーの最後の戦いが繰り広げられる。
この3作品における彼の存在は、主役と同じくらい大きく、ある意味で『スターウォーズ』という作品そのものの象徴となっている。
特に『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の終盤に、これまで父の仇として見てきたダース・ベイダーが、主人公ルーク・スカイウォーカーに向かって「私はあなたの父です」と語るシーンは、多くの観客に衝撃を与えた。
また、彼の黒いマント、黒いアーマー、ヘルメット、そして威圧的なブレス音という印象的な出で立ちや特徴は、悪のシンボルとなっており、その悲劇的な過去や、ドラマチックな死により、映画史上最も魅力的な悪役として多くのファンから支持を集まているキャラクターだ。
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