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波乱の予感も…視聴率2桁発進のキーパーソンは? 日曜劇場『下剋上球児』第1話考察&感想レビュー。あらすじを深掘り解説

text by 寺島武志

鈴木亮平主演の日曜劇場『下剋上球児』が10月15日より開始した。本作は、高校野球を通して様々な愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。スポコンとは違う新たな野球ドラマだと早くも話題を呼んでいる。今回は、第1話のあらすじと本作の見どころを紹介する。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

こんな野球ドラマを待っていた!
高校野球ファンに刺さる青春群像劇

©TBSスパークル/TBS 撮影:ENO
©TBSスパークルTBS 撮影ENO

10月15日、TBS系日曜劇場枠でドラマ『下剋上球児』が、25分拡大スペシャルとして“プレーボール”した。前期の同枠で放送されたのは堺雅人主演の『VIVANT』。息もつかせぬ程のスケールの大きい展開が話題を呼び、考察合戦で一大ブームを巻き起こした。

本作『下剋上球児』は、全く毛色の違う作品ではあるが、高校野球ファンや、純粋な青春群像劇を楽しみたい視聴者にとっては、心待ちにしていた作品だろう。

原案となった菊地高弘氏の著書『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン社刊)は、2018年夏の甲子園に初出場した三重県立白山高校の長く苦しい、しかし楽しい足跡を記したノンフィクション。このドラマは同書からインスピレーションを受けて企画されたフィクションとして制作されている。

上述したように本作は書籍に着想を得た、オリジナルストーリーだが、自分に自信を持てない高校生が少しずつ前を向き、大きな変革を起こすという根底にあるテーマは同じだ。

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