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「本当に真剣にやり切りたい」有名都市伝説から生まれた映画『リゾートバイト』主演・伊原六花インタビュー。意気込みを語る

text by ZAKKY

『リゾートバイト』は、2009年に怖い話投稿サイト「ホラーテラー」に投稿され、その後「2ちゃんねる」で話題となった都市伝説。それを永江二郎監督が肉付けし、映画化した本作。主人公・内田桜役を務めるのは、『地獄の花園』(2021)など着々とキャリアを積む俳優・伊原六花。今回は、彼女にお話を伺った。(取材・文/ZAKKY)

【ストーリー紹介】

大学生である内向的な性格の内田桜(伊原六花)は、幼馴染の真中聡(藤原大祐)、華村希美(秋田汐梨)と共にリゾートバイトに向かう。バイト先である旅館にて、ある秘密の扉を開けてしまった、3人の顛末は…

「桜のイメージが視覚的にわかるように」
役作りで意識したポイントは

©2023「リゾートバイト」製作委員会
©2023リゾートバイト製作委員会

―――まずは、今回の役のオファーが舞い込んだ際のお気持ちは、いかがでしたか?

「私、ホラーは本で読むのは割と好きなんですけど、映像で観るのが苦手で。お化け屋敷、心霊スポットや恐怖体験話は、どっちかというと避けたいジャンルだったんです」

―――あ、そうなんですね(笑)。桜という役を演じるに対し、意識したポイントを教えてください。

「あんまり大きな歩幅で歩かないことです。普段、日常的に歩くより小さく狭めの歩幅にして、さらに少しだけ猫背気味な姿勢にしました。あんまりシャンとしていない感じを意識しました。

あと、歩く際に監督の指示がある時以外は、引っ込み思案な桜のイメージが視覚的にわかるように、聡と希美の後ろを歩くようにしました。外面的なところで言うと、そういった雰囲気は気にしました」

―――言われてみれば、確かに。

「また、桜の内面的な部分につながるのですが、笑い方や喋る声は、キャピキャピするよりかは、落ち着いていて、静かな雰囲気を出そうかと。あんまり、口をいっぱい広げないなどを意識しました。最初は見た目の役作りから入っていったかもしれないです」

―――外面がどう見えるかをイメージしつつ、だんだんと内面の方に落とし込んでいったと。

「そうですね。例えばこういうこと言われた時にはここまで笑わないだろうなとか、ここまで反応しないだろうなとかということを 少しずつ考えていった感じです」

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