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北野武の集大成…ラストシーンの意味とは? なぜ自決? 映画『HANA-BI』徹底考察。海外の反応と評価も深掘り解説

text by 編集部
北野武監督

北野武【Getty Images】

HANA-BI

3.5
原題:
製作年:
1997年(日本)
監督:
北野武
脚本:
北野武
撮影:
山本英夫
音楽:
久石譲
配給:
日本ヘラルド映画
上映時間:
103分
出演:
ビートたけし, 岸本加世子, 大杉漣, 寺島進

第54回ヴェネツィア国際映画祭
グランプリ(金獅子賞)
第41回ブルーリボン賞
(作品賞、監督賞、助演男優賞)
第22回日本アカデミー賞
(最優秀賞 - 音楽賞)
(優秀賞 - 作品賞/監督賞/脚本賞/主演男優賞/主演女優賞/助演男優賞/撮影賞/編集賞/照明賞/音響賞)

演出:
16点
脚本:
13点
配役:
14点
映像:
16点
音響:
14点

映画『HANA-BI』を、あらすじ(ネタバレあり)演出、脚本、配役、映像、音楽の項目で解説。「花(儚さ、生)」と「火(暴力、死)」の対照的なテーマで、北野武の人生を凝縮した作品。ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した傑作の魅力を多角的な視点で深掘り。<あらすじ 考察 解説 キャスト 評価 レビュー>

『HANA-BI』あらすじ

1999年の北野武
1999年の北野武監督Getty Images

同僚の堀部泰助と共に刑事の職に就く西佳敬は、ある日医師から、体調を崩して入院する妻・美幸が不治の病を患い、余命わずかであると知らされる。なすすべのない西は、入院する妻・美幸を見舞いに行くものの、会話少なに寄り添うことしかできない。

同僚の堀部はそんな西の状況を知り、西の任務を引き受けてとある犯人の張り込みにあたる。その任務の際に堀部は撃たれて負傷。下半身不随となってしまう。

復讐心に駆られた西は、犯人を追って駅の構内を駆ける。西に追われる犯人は、西を投げ飛ばし、西の部下の田中を射殺。さらにもう一人の部下の中村をも銃撃する。

同僚の堀部に次いで目の前で部下2人をも傷つけられた西は、犯人を銃で仕留めるが、その後も怒りに任せて弾が尽きるまで犯人の体に銃弾を撃ち込み続ける。

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