『ミステリと言う勿れ』 が返り咲き! 『ONE PIECE』興収200億目前。さらなる伸びに期待 【週末興行ランキング】
10月30日、興行通信社より週末映画動員ランキング(10月27日~10月29日)が発表された。今回はランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。先週1位の『ONE PIECE 』と『ミステリと言う勿れ』の行方、そしてロバート・ロドリゲス×ベン・アフレックの最新作『ドミノ』の結果は?
『ミステリと言う勿れ』が1位に返り咲き!
新作は3位に『ドミノ』、6位に『デジモンアドベンチャー02~』
今週の動員ランキングは、公開7週目となる『ミステリと言う勿れ』(東宝)が再び1位に返り咲き、週末3日間で動員8万6000人、興収1億1900万円を記録。公開から5週連続1位を達成し、一旦は『ONE PIECE FILM RED』にその座を明け渡したが、引き続き根強い人気を誇っている。累計成績は動員313万人、興収42億円を突破した。
2位には、10月20日からアンコール上映が始まり、約1年ぶりに1位を獲得した『ONE PIECE FILM RED』(東映)が続き、週末3日間で動員6万5000人、興収8400万円をあげた。累計成績は動員1450万人、興収200億円に迫っている。
3位には、ロバート・ロドリゲス監督とベン・アフレックがタッグを組んだアンリアル・エンターテインメント『ドミノ』(ギャガ/ワーナー)が、初日から3日間で動員5万7000人、興収7600万円をあげ初登場。娘が行方不明となり、心身のバランスを崩した刑事が、銀行の強盗事件で遭遇した“決して捕まえられない男”を追い、現実と見紛う〈世界〉に踏み込んでいく。共演はアリシー・ブラガ、ウィリアム・フィクナー、他。
この他新作では、2000年に放送された「デジモン」シリーズ2作目の登場人物たちのその後を描いた『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』(東映)が6位にランクイン。監督は「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」の田口智久、声の出演は片山福十郎、野田順子、ランズベリー・アーサー、他。
既存作品では、4位の『ザ・クリエイター/創造者』(ディズニー)が累計で動員22万人、興収3億3700万円を突破。5位の『アナログ』(東宝/アスミック・エース)が累計で動員67万人、興収9億3600万円を超えている。
今週は、『劇場版うたプリ』『プリキュア』が依然記録を伸ばす中、『デジモン』シリーズ新作も台頭。新作は他にもロバート・ロドリゲス×ベン・アフレックの最新作『ドミノ』がランクイン。ロドリゲス監督が構想に20年かけたという意欲作だ。そして先週から再上映を開始し、前回首位を獲った『ONE PIECE』を、V5を獲った『ミステリという勿れ』が再び返り咲くという熱いランキング結果となった。
【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2023年10月27日~29月日)
1(2)『ミステリと言う勿れ』:7週目
2(1)『ONE PIECE FILM RED』:65週目
3(初)『ドミノ』:1週目
4(3)『ザ・クリエイター/創造者』:2週目
5(5)『アナログ』:4週目
6(初)『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』:1週目
7(4)『おまえの罪を自白しろ』:2週目
8(8)『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』:61週目
9(7)『ゆとりですがなにか インターナショナル』:3週目
10(10)『映画プリキュアオールスターズF』:7週目
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