原作とちょっと違う…? 及川光博”ノブさん”の再現度は? ドラマ『きのう何食べた? season2 』5話考察レビュー
text by 會澤奈津美
テレビ東京系にて放送中の『きのう何食べた?』。本作は、几帳面な弁護士・シロさんと、人当たりの良い美容師・ケンジの日々を、食生活メインに描く。第5話はシロさんの元恋人・ノブさんが登場!さらに一足先に過ごす幸せなクリスマスディナー、シロさんの健気な一面も解説する。(文・會澤奈津美)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
元カレとの日々を思い出し
ケンジとの今の幸せに涙するシロさん
シロさんは1人で部屋の掃除をしていると、洗濯機の排水溝が詰まって水が溢れてくる事に気づき慌てて対処する。仕事から帰ってきたケンジにそのことを報告する中で、うっかり元カレとのエピソードを口走ってしまう。嫉妬深いケンジに問いただされ、渋々話すことに。
シロさんが元恋人のノブさん(及川光博)と同棲していた頃、同じように洗濯機の水漏れが起こり、床を必死に拭いていた。そこへノブさんが登場。手伝いもせず「昼飯は?まだかかりそうなら食ってくる」と1人外出してしまう。
そんなノブさんに、シロさんはただごめんというだけ。その後も思いやりのかけらもない言動を度々とるが、なにも言い返さないシロさん。それはノブさんの見た目がどタイプのため、なんでも許してしまうのだ。
そんな過去の話を、ノブさんが好物だったミルク寒天を食べながら聞いたケンジは、「俺といる時と全然違う」と盛大にやきもちを焼く。そんなケンジを見ながらシロさんは、“本当ケンジはタイプじゃないんだけどな…”と心の中で呟く。
そして後日、シロさんは急な残業が入ってしまい、いつもの買い出しに行く事ができなかった。急いで自宅に帰り、あるもので作るからと親子丼に取りかかるシロさん。しかしあるはずの玉ねぎが足りない。ケンジが昼間料理をする時に切ったら、傷んでいたため処分したのだ。鶏の唐揚げに変更しようとすると、「今から揚げ物は大変だよ。俺買ってくる!」とシロさんが止める前に家を出るケンジ。
1人残されたシロさんは、ノブさんと付き合っていた頃をふと思い出す。
鶏肉使わないでと言っていたのにも関わらず、シロさんが仕事中勝手に使って1人で食べ、片付けもしないでキッチンを散らかしていたノブさん…。