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視聴率上昇中…人気のワケは平手友梨奈の”神演技”? ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』考察&感想。4話までのあらすじ解説

フジテレビ系で約54年ぶりに復活した金曜9時枠にて放送中のドラマ『うちの弁護士は手がかかる』。主演のムロツヨシ演じる元敏腕マネージャーが、平手友梨奈演じる新人弁護士のパラリーガルに転身しバディを組む。今回は、前半を振り返るレビューをお届けする。作(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:あまのさき】

アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。

ゴールデン初主演・ムロツヨシが演じるのは
“光の当たらない裏方”の主人公

『うちの弁護士は手がかかる』公式インスタグラムより
うちの弁護士は手がかかる公式インスタグラムより

フジテレビがこの秋から54年ぶりに復活させた金曜21時の連続ドラマ枠で、「うちの弁護士は手がかかる」が絶賛放送中だ。初回放送からじわじわと視聴率を伸ばしており、後半戦にさらなる期待がかかる。

意外にもフジテレビ系ゴールデン・プライム帯での主演は初となるムロツヨシ演じる主人公・蔵前勉が、弁護士事務所を舞台にパラリーガルとして翻弄されるリーガルエンターテインメント作品。ムロの持ち味であるコミカルな芝居と“裏の顔”、そして脇を固める個性豊かなキャラクターたちと織りなす本作の見どころを振り返る。

ムロ演じる蔵前は、スター女優・笠原梨乃(吉瀬美智子)を30年間にわたってサポートしてきた芸能事務所の敏腕マネージャー。スケジュール管理からオファーの見極め、スキャンダルへの対応だけでなく、パワハラを受ける制作スタッフへの配慮も欠かさない、完璧な仕事ぶりだった。

人生をかけて梨乃に尽くしていた蔵前だったが、明確な理由も聞けぬまま突然解雇を言い渡されてしまう。授賞式に参加すべく着飾った梨乃から、「あなたの仕事は誰がやっても変わらない」と吐き捨てられたときの絶望感。蔵前はたくさんの記者やファンが待つレッドカーペットのぎりぎりまでついて行って梨乃に食い下がるが、取り付く島もない。

降り出した雨の中、ずぶ濡れになるのも構わず徘徊し、駅にたどり着く。そこで天野杏(平手友梨奈)が落とした茶封筒を拾ったことをきっかけに、蔵前は香澄法律事務所で働くこととなった。敏腕マネージャーから新人パラリーガルへ。ちょっと信じられない展開だ。

しかし、実際には“裏方で人をサポートする”という点で、2つの仕事には共通項があった。

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