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山崎貴監督『スター・ウォーズ』に参加希望…その実現度は? 近年低調が目立つシリーズを活性化させるキーマンとなり得るか

text by 編集部

12月1日から北米で公開されている山崎貴監督のゴジラシリーズ最新作『ゴジラ-1.0』。オープニングの興行収入は1,103万ドルで、日本の実写映画の歴代最高を更新、外国語実写映画でもチャン・イーモウ監督の『HERO』(2002)に続き歴代2位になるなど、数々の記録を打ち立てている。そんな山崎だが、現地メディアScreen Rantによれば、『スター・ウォーズ』の製作に意欲を燃やしているという噂も。果たして将来、山崎が『スター・ウォーズ』の続編を製作する日は来るのだろうか。

世界に卓越した才能を知らしめた山崎貴の
『スター・ウォーズ』シリーズへの熱い想い

山崎貴監督
山崎貴監督Getty Images

第二次世界大戦直後の日本を舞台に、ゴジラと戦う民間人の奮闘を描いた『ゴジラ-1.0』。本作は、11月3日の公開を皮切りに各国で公開され、全世界で3,000万ドル(約44億円)を超える興行収入を叩き出している。

また、人間ドラマを絡めた重厚なストーリーや見事な視覚表現も本作の特徴だろう。現に、『GODZILLA ゴジラ』(2014)の監督ギャレス・エドワーズは、本作がシリーズ最高傑作のひとつであると語っている。

こういった評価は、ひとえに脚本とVFXを担当した山崎貴の賜物だ。本作の製作予算は1500万ドル(約22億円)とモンスター映画にしては低予算だが、山崎は海を戦場にすることで見事なスペクタクルを完成させたのだ。

そんな山崎だが、「/Film」のインタビューでは『スター・ウォーズ』シリーズへの興味も語っている。

「『スター・ウォーズ』を見て映画監督を志しました。いつの日か、『スター・ウォーズ』に呼んでくれる日が来ることを願っています」

『ゴジラ-1.0』の成功により、興行収入に貢献する力の持ち主であることを世界に知らしめた山崎。そんな彼を、スター・ウォーズシリーズの制作会社であるルーカスフィルムやディズニーが放っておくはずがない。

特に『スター・ウォーズ』シリーズの場合、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)や、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』(2022)は、反響が大きかったものの批評家からの評価は芳しくなかった。同シリーズの製作陣が卓越した演出ノウハウと製作プロセスへの深い理解を有する山崎をチームに迎え入れれば、シリーズが活性化することは確実だろう。

また、山崎のこれまでの仕事ぶりや本作の好調を考えると、彼の願望が『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスの耳に届く可能性は非常に高い。

山崎貴×『スター・ウォーズ』というファン垂涎の未来が実現するのか。続報に期待したい。

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