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ドラマ史上最高のバディは…? 視聴者の心を鷲づかみにした最強のタッグ5選。相性抜群…男性コンビの魅力を深掘り解説

男同士の熱い友情に心を奪われるバディものドラマ。時にぶつかり合い、時に助け合う姿は、心にグッとくるものがある。異なる2人がかけ合わさることによって起こる化学反応は、計り知れないパワーを生み出す。そこで今回は、ドラマ史上最高のバディを5組セレクトしてご紹介する。(文・野原まりこ)

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「反町派?竹野内派?」で物議をかもす大人の青春ドラマ

『ビーチボーイズ』反町隆史&竹野内豊

(左から)反町隆史、竹野内豊
左から反町隆史竹野内豊Getty Images

放送期間:1997年7月7日〜9月22日
放送時間:月曜21時〜21時54分
放送局:フジテレビ系
脚本:岡田惠和
最高視聴率:26.5%
キャスト:反町隆史、竹野内豊、広末涼子、マイク眞木、稲森いずみ、秋本祐希、辻香緒里、原沙知絵、川岡大次郎、佐藤仁美

【作品内容】

女に振られた桜井広海(反町隆史)と、大企業に勤めるも、仕事でミスをした鈴木海都(竹野内豊)。出会うはずもないような2人の男は寂れた民宿・ダイヤモンドヘッドにたどり着く。

【注目ポイント】

反町隆史と竹野内豊がW主演を務めた本作。

これまで恋愛ドラマをメインに放送していた月9で、海を舞台に男の友情を描くという変わり種のドラマだが、平均視聴率23.7%の高視聴率を記録した。

反町隆史演じるおちゃらけた性格の広海と、竹野内豊演じるエリートサラリーマンの海都。正反対の2人が生み出す空気感や時代の雰囲気が眩しくもノスタルジーを刺激する。90年代を代表する不朽の青春ドラマだ。

放送当時は女性視聴者が反町派か竹野内派かで物議を醸すほどで、2人が出す大人の色気は多くの人々を魅了した。

加えて、本作が今でも多くの人の記憶に残っているのは、女性はもちろん、男性の支持を得ていることも大きな要因の一つではないだろうか。

ストーリーはただただ男たちの夏を描くことに徹底しており、大きな盛り上がりはないものの、大人になってもう一度人生を見つめ直し、自分の生き方を探すという深いテーマが込められている。

適当に生きてきた広海と、仕事に悩む海都、タイプの異なる2人の男の視点から交わされる会話は、ふと、自分の人生や考え方について、立ち止まるきっかけをくれる。

バディものといえば、お互いを助け合うアクションや会話の掛け合いが見所であるが、この2人はただ海を眺めているだけだ。しかし全盛期といっても過言ではない反町隆史と竹野内豊の”ダダ洩れの色気”と、醸し出す空気感によって不思議と飽きずに見ていられる。

他の作品では見ることのできないのんびりとしたバディものではあるが、本作からしか得られない栄養分がある。

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