ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » 『SPY×FAMILY』初登場1位獲得!『仮面ライダー』や『PERFECT DAYS』の結果は? 【週末興行ランキング】

『SPY×FAMILY』初登場1位獲得!『仮面ライダー』や『PERFECT DAYS』の結果は? 【週末興行ランキング】

text by 編集部

12月25日、興行通信社より週末映画動員ランキング(12月22日~12月24日)が発表された。今回はランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。前回1位を獲得したディズニー100周年記念作『ウィッシュ』をはじめ、原作がジャンプ+で連載中の人気アニメ『劇場版SPY×FAMILY』など新作の結果は?

『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』が初登場1位!

劇場版 SPY×FAMILY製作委員会 ©遠藤達哉集英社

『仮面ライダー』『PERFECT DAYS』もランクイン

今週の動員ランキングは、シリーズ累計発行部数3400万部を超える人気漫画を、TVアニメ化とミュージカル化を経て、完全新作オリジナルストーリーで描く『劇場版SPY×FAMILY CODE: White』(東宝)が初登場1位を飾った。初日から3日間で動員86万6000人、興収12億2400万円を記録した。

敏腕諜報員〈黄昏〉こと父・ロイド、超能力者の娘・アーニャ、凄腕の殺し屋〈いばら姫〉こと母・ヨル、未来予知犬・ボンドから成る仮初めの家族・フォージャー家が、初めて全員での家族旅行に行くことから物語が動き出す。原作者の遠藤達哉が監修とキャラクターデザイン原案も手掛け、監督は片桐崇。声の出演は江口拓也、種﨑敦美、早見沙織、他。初日アンケートによると、満足度は93.6%を記録している。

2位には、前週1位で初登場した『ウィッシュ』(ディズニー)が続き、週末3日間の成績は動員25万7000人、興収3億6900万円。累計成績は動員86万6000人、興収12億2200万円となっている。

3位も前週よりワンランクダウンで『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(松竹)が続き、週末3日間の成績は動員24万4000人、興収3億1000万円。累計成績は動員124万3000人、興収15億8500万円を突破した。

この他新作では、6位に現在放送中の令和仮面ライダー第5作と前作となる第4作がクロスオーバーした劇場版『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』(東映)がランクイン。監督は山口恭平。出演は「仮面ライダーガッチャード」から本島純政、松本麗世、他。「仮面ライダーギーツ」から簡秀吉、佐藤瑠雅、他。

また、9位には今年の「第76回カンヌ国際映画祭」で役所広司が男優賞を受賞したヴィム・ヴェンダース監督作『PERFECT DAYS』(ビターズ・エンド)がランクイン。東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山が、毎日を新しい日として生きる姿を描き出している。来年開催の「第96回アカデミー賞」では、国際長編映画賞のショートリストに選出された。共演は柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、他。

既存作品では、5位に再浮上した『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(東映)が累計で動員114万人、興収16億円を突破。公開8週目の『ゴジラ-1.0』(東宝)が累計で動員300万人、興収46億円を突破した。

今週は『SPY×FAMILY』や『仮面ライダー』の劇場版がランクイン。冬休みシーズンはファミリー向けた劇場作品が公開されることから、この結果も一種の風物詩ともいえる。年の瀬を感じさせるランキングとなった。

【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2023年12月22日~12月24日)

1(初)『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』:1週目
2(1)『ウィッシュ』:2週目
3(2)『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』:3週目
4(3)『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』:3週目
5(6) 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』:6週目
6(初)『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』:1週目
7(4)『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』:2週目
8(5)『ゴジラ-1.0』:8週目
9(初)『PERFECT DAYS』:1週目
10(7)『翔んで埼玉 -琵琶湖より愛をこめて-』:5週目

【関連記事】
とにかく泣ける…若者世代に支持される理由は? 映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』考察。忖度なしガチレビュー
ジョニーデップ版とは別物…毒っけなしの展開に賛否? 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』評価&考察。歌唱曲も解説
キャラ設定が神がかりすぎ…リピーター続出の理由は? 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』徹底考察&評価。眼福のブロマンス映画を解説

error: Content is protected !!