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杉下右京の歴代『相棒』を徹底比較&格付け! ベストパートナーにふさわしい俳優は? 国民的ドラマの魅力を徹底考察&解説

text by Naoki

伝説の長寿ドラマ『相棒』シリーズにおける歴代4名の”相棒”(寺脇康文、及川光博、成宮寛貴、反町隆史)を、杉下右京の相性から考え、大相撲の番付である小結、関脇、大関、横綱になぞらえながら選出していく。見どころや彼らの名エピソードの魅力と共に、なぜこれほど愛されるのかの理由を徹底的に解説していく。(文・Naoki)

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ドラマ『相棒』史上最高のパートナーは?

俳優の水谷豊
俳優の水谷豊Getty Images

皆様は『相棒』というドラマをご存知だろうか?

『相棒』は、テレビ朝日系列で放送されている刑事ドラマ、警視庁の変人刑事杉下右京(水谷豊)とその相棒たちが数々の難事件を解決していくというのが大筋の内容だ。

2000年6月〜2001年11月にかけてテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」枠で放送され、2002年10月からテレビ連続ドラマとして現在もシリーズ放送されている。

まず放送されてから既に23年が経過しているという超長寿番組で、視聴率は19年前のseason3から現在まで1度も10%を下回っておらず、TVerなど配信媒体でも放送されれば常にTOP5に入り、これまでのTVシリーズは400話以上、映画は6本と、まさしく国民的ドラマと言っても過言ではない。

シリアスに、時にコミカルに人間を演じていく俳優陣の奥深さと、バラエティに富み振れ幅のある脚本により、現在も第一線で人気を博する伝説ドラマとなっている。俳優陣は、レギュラーキャラやゲストの多くを劇団出身の実力派から集めていく、演技力の圧倒的な下地もあり安心して物語に入り込むことができる。

しかし、『相棒』はよく考えると、イカれたドラマでもある。

ミステリー、サスペンス、社会派、コメディ、SFまで何でもアリな物語が展開されていく。そしてそれを可能にしていたのが”相棒”交代という手法だ。

これまで、亀山薫(寺脇康文)、神戸尊(及川光博)、甲斐享(成宮寛貴)、冠城亘(反町隆史)の4名が杉下右京と共に事件に立ち向かってきた。

そして交代を繰り返す事で作品の幅が広がり多種多様な名作や名場面が生まれていき、奥が深いドラマとなっている。今回は、そんな歴代4名の”相棒”と杉下右京の相性を大相撲の番付である小結、関脇、大関、横綱になぞらえながら解説していく。

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