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山下智久の軽妙な芝居が最高…NHKドラマならではの力技とは? 『正直不動産2』第1話考察&感想レビュー。あらすじ解説

text by 寺島武志

山下智久主演の人気ドラマ『正直不動産』が続編『正直不動産2』として1月9日よりNHKより放送開始した。ウソがつけない不動産営業マン・永瀬とカスタマーファースト命の月下(福原遥)の名コンビが再び戻ってきた。今回は、第1話のあらすじとレビューをお届けする。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

山P主演の人気作品
シーズン2がいよいよ開始!

『正直不動産2』第1話より ©NHK
正直不動産2第1話より ©NHK

本作は、同じく山下智久が主演でドラマ化されたマンガ『クロサギ』(小学館)を手掛けた夏原武による原案、さらに脚本担当の水野光博、作画担当の大谷アキラによる人気マンガだ。原作漫画はビッグ・コミック(小学館)で連載中であり、その累計部数は300万部を突破している。

本作『正直不動産』第1シーズンは2022年4月より放送され、大河や朝ドラを除いたNHK製作のドラマとしては異例の反響を呼び、NHKプラスの見逃し配信では当時歴代最高値を記録した。

主人公の永瀬財地を演じたのは、前出の『クロサギ』(後に平野紫耀主演でリメイク、どちらもTBS系)でも主演を務め、その後、所属事務所から独立、海外作品にも出演していた山下智久であったことも話題となり、コミカルなその演技によって“山P健在”を印象付けた。

本作は、「ライアー(嘘つき)」の異名を取り、口八丁手八丁で営業成績を伸ばしていた永瀬が、祠を壊した祟りにより嘘がつけなくなり、言わなくていいことまでペラペラとしゃべることで客が激怒し、契約直前の案件まで台無しにしてしまうというキャラクター設定。

その中で、不動産業界の“不都合な真実”を一つひとつ詳らかにしていくストーリーは、いわゆる“スポンサータブー”のないNHKならではの内容といえ、民放のドラマ製作関係者は地団駄を踏んだことだろう。さらには不動産関係者からも注目された作品となった。

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