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「役に溶け込むのが本当に早い」役者・松村北斗を上白石萌音が絶賛する理由は? 映画『夜明けのすべて』イベントレポート

text by 柚月裕実

2月9日公開の映画『夜明けのすべて』のプレミアナイトイベントが1月11日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、W主演を務める松村北斗、上白石萌音と、光石研、三宅唱監督が登壇。松村と上白石はお互いの印象や撮影の裏話について、そして「もし同じ会社に勤めていたら」という“もしもトーク”を展開した。(取材・文:柚月裕実)

【著者プロフィール】
エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。

松村北斗「生きるのが少し楽になる、そんな作品になっている」

SixTONESの松村北斗
SixTONESの松村北斗写真宮城夏子

原作は、瀬尾まいこの同名小説で、監督は『ケイコ 目を澄ませて』などで知られる三宅唱監督が手がけた。

館内にはゆっくりとしたBGMが流れ、大スクリーンには満点の星空が広がり時折星が流れるなど、リラックスしたムードで観客を迎えた。会場中央から松村らが登場すると大きな拍手で迎えられた。

松村が演じる山添孝俊は、以前は恋愛も仕事も順調だったが、パニック障害を抱えたことで人生が一変する。松村は「この映画は語ったら長くなってしまいますが」と前置きし、「原作の帯にもあったように、生きるのが少し楽になる、そんな作品になっています。ここにいる皆さんはもちろんのこと、 この映画が届く限りの全ての人が少しでも楽になるように、この映画が広く届けばいいなと思っております」と挨拶した。

上白石が演じる藤沢美紗は、普段はおおらかな性格だが、PMS(月経前症候群)によって月に1度、イライラが抑えられず、怒りを爆発させてしまう。

上白石は「撮影してたときからこの映画が大好きだなとずっと思ってまして」と語り、「手前味噌なんですが、今もその気持ちがどんどん大きくなっていっているところです」と告白。「今日初めてお客様方に見ていただける日なのでとてもドキドキですが、楽しい時間になれば」とにこやかに語りかけた。

山添と藤沢が務める栗田科学の社長、栗田和夫役を演じる光石研は「寒い中おいでいただきありがとうございます」と気遣い、「この映画は自信を持って提供できる映画になっております。今日帰り、皆さんご飯行ってください。素敵な夜になると思います。いい夢見れると思います。楽しんで帰ってください」とあたたかいメッセージを送った。

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