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天下一の面白さ…なぜ宮藤官九郎の脚本は“特別”なのか? ドラマ『不適切にもほどがある!』第1話考察&解説レビュー

宮藤官九郎のオリジナル脚本で贈るTBS金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』がスタートした。 主演に阿部サダヲ、共演に仲里依紗、吉田羊、磯村勇斗など豪華キャストが名を連ねる本作は、昭和のダメ親父が令和にタイムスリップするコメディ。期待の第1話をレビューをお届け!(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

クドカン最新作は
「意識低い系タイムスリップコメディ」

ドラマ『不適切にもほどがある!』第1話より ©TBS
ドラマ不適切にもほどがある第1話より ©TBS

主演・阿部サダヲ × 脚本・宮藤官九郎。

ドラマ製作において、これほど魅力的なかけ算があるだろうか。

共演は仲里依紗、吉田羊、磯村勇斗、河合優実、三宅弘城、山本耕史、古田新太など、一癖も二癖もある最強の布陣。さらに『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系、2000)や『木更津キャッツアイ』(TBS系、2002)など、クドカンと共に今でも愛される作品を世に出した磯山晶がプロデューサーを務め、最高な条件が揃った。

本作は阿部サダヲが演じる小川市郎(おがわ・いちろう)が、昭和から令和へタイムスリップしてしまうことから始まる。

市郎はいわゆる“昭和のおじさん”であり、令和では考えられない“不適切”発言で極論を振りかざすが、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくという物語だ。

すでに面白そうなにおいがプンプンと漂っており、良作の予感がしている。

さて、そんな本作の気になるストーリーを次のページから紹介しよう。

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