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「何回見ても発見がある…」マシンガンズ・滝沢秀一が愛する映画5選。【私の人生を変えた珠玉の映画たち】

text by ZAKKY

各界で活躍する著名人に「人生に影響を与えた映画」をセレクトしてもらい、その魅力を語ってもらうインタビュー企画。今回登場するのは、昨年の『THE SECOND 〜漫才トーナメント〜』にて、準優勝を果たしたお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さん。「ごみ掃芸人」「自撮りオジサン」としても再ブレイク中の滝沢氏が愛する映画とは?(取材・文/ZAKKY)

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【マシンガンズ/滝沢秀一 プロフィール】

1974年生まれ。お笑いコンビ・マシンガンズ(相方は西堀亮)を1998年に結成。東京身。2012年、14年に『THE MANZAI』認定漫才師となる。2023年、『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』では準優勝した。2012年にごみ集会社に就職し、自身の経験に基づいた漫画や書籍なども執筆している。
マシンガンズチャンネル

25年の時を経て考える『破壊と成長』

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021)

写真:岡野はるか
写真岡野はるか

ーーーなかなか、直球な作品がいきなり。

「ええ。そもそも、エヴァンゲリオンって、世代的には大人になってからですけど、ずっと好きだったんです。庵野秀明さんの世界観の虜ですね」

テレビシリーズの特に最後の2話ぐらいで『何なんだこれは!?』って衝撃を受けて。で、しばらく観てなかったんですけど、最近になって小5子供と一緒に何となくまた鑑賞しまして。

そしたら意外と子供がハマり始めて、この映画も連れて行ったら、最後に泣いていたんですよね。

何がどう琴線に触れたのかわかんないですけど、結構長い時間であるこの映画を観て、子供が泣けるって、エヴァの圧倒的な凄さって、伝わるんだなと」

ーーーどこが凄くて泣けたのかは、お子さんに聞きましたか?

「いや、具体的には聞いてないのですが、多分、前半の方などはわけわかんなかったと思うんですよ。でも、また観たいというから、3回行きました。まあ、子供が、わりかし映画好きで、大体3回ぐらい行かないと気が済まないんですよね~」

ーーー映画界にとっては、将来有望なお子さんですね! 滝沢さんご自身は、どう感じましたか?

「これでエヴァは終わるんだな…っていう、それ以外の感想が見当たらないといったところですかね。いや、息子が泣いた、最後に駅を出たシンジとマリが、手をつないでどこに向かうのかという、不思議なラストシーンも、とても芸術性が高いですし。

人間が生きるってこういうことなんだろうなとも、思いましたけどね。いや、あれはもう、それこそ子供が観るとどう思うかなど、考えていない表現だと思うんですね。いい意味で。庵野監督も相当、模索しただろうなと。

ーーー大人になってから観たら、また、違う感触かもしれませんね。

「はい。でも俺、かなり子供にいい体験させたんじゃないかなと思うんです。今の時代、映画に限らず、色んなもの観せるのがいいかなと」

ーーーご自身が小2ぐらいころに観た映画の記憶は、ございますか?

「やっぱり、『ドラえもん』ですかね。最初に観に行ったのは、何だったろう…どの作品かは、忘れちゃったなあ」

ーーー世代的に『ドラえもん のび太の魔界大冒険』(1984)ですかね?

「そうだったかも…当時は主題歌がいつも武田鉄矢でしたよね」

ーーーいや、『魔界大冒険』のみ、小泉今日子だったんですよ。武田鉄矢のイメージが強いのでしたら、その前後の作品ですね。

「ああ、そうかもしれないです。『ドラえもん のび太と鉄人兵団』(1986)だったかな?なんで、毎回、武田鉄矢なんだろ?と思いながら観ていた記憶があるので(笑)。

でも今思い返すと、僕も小2くらいのころ泣くまではいかなくても映画に感動してたわけですから、息子の気持はわかる親になりたいですね」

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