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欠点だらけなのに…田中圭“春田”が愛されるワケとは? ドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』第3話考察レビュー

テレビ朝日系で放送中の『おっさんずラブ-リターンズ-』。第3話では、春田と牧の春田と牧それぞれの不倫現場とおぼしき所を目撃した黒澤が、家政婦として動き出す。今回は、「昼顔の二人」と題された第3話の内容を振り返り、みんなから愛される春田の魅力について紹介していく。(文・曾澤奈津美)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

「家政夫は見た!」
本家顔負けの家政婦・黒澤

『おっさんずラブ-リターンズ-』第3話より ©テレビ朝日
おっさんずラブ リターンズ 第3話より ©テレビ朝日

前回、元妻の蝶子(大塚寧々)に、牧(林遣都)に意地悪してしまうのは「姑の感情だよ」と教えてもらい、心が晴れやかになった黒澤(吉田鋼太郎)は、「これからはるたんを息子として見守っていけばいいのか」と気持ちを切り替えることができた。

そこで春田(田中圭)の騒がしい声に気付き声の方に向かうと、先週のラストでもあった春田と和泉(井浦新)とキスをするところを目撃してしまう。それから誰にも言えずに悩む黒澤は、春田と牧の幸せを願い、和泉と菊之助が住む隣の家にも家政婦として潜入することに。

後日、牧を見かけた黒澤は後をつけると、武川に肩を抱かれながら、武川の自宅に入る所を目撃。その瞬間の写真を撮って証拠を集めていく。
和泉の自宅へ家政婦として入った時も、落ちているレシートを調べ独自の捜査を始めて、弓道場で和泉と春田がいる所もしっかりと写真を撮る。

結局のところそれはすべて黒澤の勘違いだったのだが、黒澤の探偵さながらの行動力は素晴らしく、彼のおかげで昼ドラ感を味わうことができた。

家政婦兼、姑である黒澤がW不倫を疑い、様々な証拠を集めていたのだが、その大量の写真を、春田と牧の前にばらまいてしまう。パニックになっている黒澤をよそに、それぞれ春田と和泉、牧と武川が写っている写真を手に取り、お互いになにがあったか報告し合う春田と牧。

春田は和泉(井浦新)からキスされた事も正直に話すのだが、牧は冷静に対応。2人ともお互いを信用しているため、修羅場にはならなかった。

W不倫していないと分かった瞬間、黒澤は大声をあげて泣き出す。それは安堵の涙だったのだ。「春田と牧が幸せならそれでいい」という黒澤に、牧は黒澤がずっと春田に未練があると思っていたため、驚く。これで今までバチバチだった黒澤と牧の距離も近づいて行くのではないだろうか。

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