何がすごい? 映画「七人の侍」は今観ても面白い! 海外も絶賛する理由は?<あらすじ 考察 解説 評価 レビュー>
text by 編集部
映画「七人の侍」を演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説! 日本が誇る世界的巨匠・黒澤明監督による不朽の名作。三船敏郎、志村喬、木村功、加東大介、宮口精二、稲葉義男、千秋実、土屋嘉男、藤原釜足ら出演。この映画の真の魅力、そして結末とは?
七人の侍のあらすじ
戦国時代末期。野武士たちが盗賊と化して農村を襲撃する事件が多発していた。野武士の襲来に怯える百姓たちは、無抵抗のままだと飢え死にしてしまうと一念発起。「食い詰めて腹を空かした侍」を味方として雇い、野武士と戦うことを決意する。味方になってくれそうな侍を探しに町に出る百姓たち。彼らの前に現れたのは、若くはないが歴戦の猛者である勘兵衛(志村喬)だ。
百姓の依頼を請け負った勘兵衛は、仲間集めに奔走。勘兵衛のもとに、6人の侍が次々と集まってくる。メンバーは、槍の名手・七郎次(加東大介)、仲間思いの五郎兵衛(稲葉義男)、ムードメーカーの平八(千秋実)、凄腕の剣客・久蔵(宮口精二)、勘兵衛を慕う青年・勝四郎(木村功)、そして型破りな野生児・菊千代(三船敏郎)である。勘兵衛を筆頭とした侍たちは、衝突を繰り返しながらも、野武士の襲来に備え、百姓たちに戦い方を伝授する…。