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「やっぱり”世界最恐”!?」日本のホラー映画(1)。恐ろしい湿り気…恐怖の中にある家族愛とは?

text by 編集部

ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、日本のホラー映画の中から5作品をチョイス。
不慮の事故で亡くなった子供幽霊、井戸の底に突き落とされた少女…。観る者の背筋をゾワっとさせる、ジャパニーズホラーの傑作群をご紹介。

(配信状況に関する情報は2022年8月時点のもの)

『仄暗い水の底から』(2002)


出典:amazon

上映時間:94分
製作国:日本
監督:中田秀夫
脚本:中村義洋、鈴木謙一
キャスト:黒木瞳、小日向文世、菅野莉央、水川あさみ

【作品内容】

離婚調停中の淑美(黒木瞳)は、娘である郁子の親権を夫と争っている。郁子とともに築浅のマンションに引っ越したのはいいものの、雨漏りや上階から子供の足音が聞こえるなど、不気味なトラブルが立て続けに起こる。程なくして、淑美はひょんなことから、上階に住んでいた少女が2年前から行方不明になっているという事実を知る。そんな中、娘の郁子は“見えない少女”と言葉を交わすようになり…。

「Jホラー」ブームの引き金となった『リング』(1998)の原作者、プロデューサー、監督が再集結して制作された一本。2005年にはハリウッド版のリメイク『ダーク・ウォーター』が制作された。

ミミカ・モーフ 推薦コメント


『リング』で知られる中田秀夫監督が手がけたホラー作品。

個人的には『リング』以上に好みの作品であり、邦画ホラーらしい湿り気があり、ジワジワとした恐怖が現実を犯していく様子が克明に描かれている。

個人の感想ではあるが、どこか家族愛を感じることができる作品でもある。母親の愛や、愛を求める子供が他の子供へ向ける羨望のまなざしがしっかりと描かれており、恐怖を飲み込んだ先に、とても強い愛情を感じることができる、奥ゆかしく、素晴らしい作品である。

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