映画史上最も美しい…最高の感動を呼ぶ同性愛の名カップル(5)陽気でオープンな少年&乱暴で不器用な少年の人気作
近年日本では”LGBTQ”セクシャルマイノリティを取り上げる映画やドラマが増えている。しかし海外では、子供を持った男性同士のカップルは10年以上も前から様々な作品で描かれ、お茶の間に浸透している。そこで今回は、海外の映画やドラマ作品に登場する同性愛カップルの中でも、名カップルとして名高い5組を紹介する。
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陽気でオープンな少年と乱暴で不器用な少年
アダム&エリック『セックス・エデュケーション』(2019)
原題:SEX EDUCATION
製作国:イギリス
原作・脚本:ローリー・ナン
キャスト:エイサ・バターフィールド、エマ・マッキー、チュティ・ガトゥ、タニヤ・レイノルズ、コナー・スウィンデルズ、ジリアン・アンダーソン、ミミ・キーン、パトリシア・アリソン
【作品内容】
セックスセラピストの母を持つ高校生のオーティス。シャイな性格で、友達すらもほぼいないオーティスは、女性経験が全くないのにも関わらず、母がセックスセラピストという生まれ持った環境により、性的な知識だけはとっても一流。
ある日オーティスは、校内の問題児ではみ出し者である女の子メイヴに誘われ、2人で秘密のセックス相談クリニックを校内で始めることとなる…。
【注目ポイント】
ドラマ史上最も予想外なカップルと言えるのが、コメディドラマ『セックス・エデュケーション』に登場するエリックとアダムの2人。
本作に登場する非常にオープンなゲイであるエリックと、夫婦の仲が悪いその家庭環境からか自分の気持ちに素直になることができないアダムの2人は、作中でも視聴者の人気を集めるカップルだ。
当初アダムは、自身の性にオープンであり陽気で明るくムードメーカー的な性格の持ち主であるエリックに対し、とても乱暴な態度で接し、校内ではエリックに対してまるでいじめのような行動を取る。
しかし後に自身がエリックに特別な気持ちを持っていることに気づき、学校の学芸会の真っ最中に、皆んなの前でエリックに手を握ってほしいと頼む。
アダムという複雑な性格の持ち主が徐々に心を開いていき、意地悪だった彼が最終的にはエリックのために詩を書くなど、自身の気持ちを表現し始める。
時間が経過すると共に彼が成長していき、エリックとの関係を楽しむ彼の姿は、本作の大きな注目ポイントとなっている。
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