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しっかり気持ち悪い…“白石”矢本悠馬の「やりすぎ演技」の評価は? 実写版『ゴールデンカムイ』キャラクター再現度チェック

1月19日(金)に公開された映画『ゴールデンカムイ』。公開直後から大好評の声が上がる本作。実写化あるあるの「解釈不一致だ」という意見はほぼ見当たらず、多くの人が満足する仕上がりとなった。今回は白石を演じた矢本悠馬にフォーカス。原作ガチファンの筆者による実写でのキャラクター再現度について解説する。(文・ジュウ・ショ)

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【著者プロフィール:ジュウ・ショ】

フリーランスとしてサブカル系、アート系Webメディアなどの立ち上げ・運営を経験。コンセプトは「カルチャーを知ると、昨日より作品がおもしろくなる」。美術・文学・アニメ・マンガ・音楽など、堅苦しく書かれがちな話を、深くたのしく伝えていく。→note

白石(矢本悠馬)はハイテンション過ぎな部分も?

矢本悠馬
矢本悠馬映画ゴールデンカムイ公式インスタグラムより

白石由竹は今作で最もお調子者のキャラクターだ。「北海道のどこかの刑務所にいる美人シスターに会うために、逮捕と脱獄を繰り返していたら死刑になった」という設定が、既にアホすぎておもしろい。世界一おバカな脱獄王である。

本作での再現度はすごく高かったように思う。特に「捕らえられた杉元を救うために、全身に油を塗りたくって、ふんどし一丁で鉄格子から侵入するシーン」は再現度高すぎて笑ってしまった。原作ではタコみたいにぬる~っと、気持ち悪~い感じで侵入するが、映画でもしっかり気持ち悪かった(誉め言葉)。

白石はこの作品随一のお調子者で、映画内でも基本的にずっとハイテンションだった。しかし忘れてはいけないのが「白石は根っこが軽薄な人間である」という点である。原作でも白石は杉元一派を裏切るような動きも見せたりする。

原作に比べてシリアス多めの雰囲気だったこともあり、本作では「ちょっとやりすぎかも」と思うほどのハイテンションだったが、次回以降は別の顔も見られるのか……是非とも期待したい。

(文・ジュウ・ショ)

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