次の犠牲者は誰…? 視聴率好調のワケは? 反町隆史主演のドラマ『グレイトギフト』徹底考察&解説。感想レビュー
text by 寺島武志
反町隆史主演のドラマ『グレイトギフト』(テレビ朝日系)が放送中。病理医・藤巻達臣が殺人球菌「ギフト」をめぐっての殺人事件や病院の権力闘争に巻き込まれるノンストップ“サバイバル医療ミステリー”。今回は、『グレイトギフト』の魅力に迫るレビューをお届けする。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
未知の殺人球菌「ギフト」をめぐる
“サバイバル医療ミステリー”
テレビ朝日系ドラマ『グレイトギフト』が話題となっている。
反町隆史が演じる明鏡医科大学付属病院勤務の病理医・藤巻達臣が、検査入院中に容体が急変して死亡した元総理大臣・愛宕克己(山田明郷)の遺体を解剖したところ、新たな球菌「ギフト」を発見するところから物語が始まり、殺人にも利用されかねないその球菌を巡り、院内での犯人捜しや権力闘争も絡めた斬新な医療ドラマだ。
同枠のドラマは、平均視聴率20%を超えた『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズや、映画化もされた『七人の秘書』や『緊急取調室』、さらに昨年には、池井戸潤原作の『ハヤブサ消防団』も話題となった、テレ朝の看板枠。
民放各局の数多あるドラマの中、現在、個人視聴率で、『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート』(TBS系)に続く2位に付けている。一般的に、個人視聴率6%超えがヒット作とされる中、その数字を超えているのはこの2作品だけだ。