NHKにて放送中の山下智久主演ドラマ『正直不動産2』。ウソがつけない不動産営業マン・永瀬とカスタマーファースト命の月下（福原遥）の名コンビが再び戻ってきた。今回は、「信用」をテーマにした第4話の見どころと共に、第4話のレビューをお届けする。（文・寺島武志）【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

今回の客はワケありカップル

マダムのコネで入社した、マイペース過ぎるZ世代の新入社員・十影健人（板垣瑞生）は未だに売り上げゼロ。そのせいで、教育係の永瀬（山下智久）は、部長の大河真澄（長谷川忍）にドヤされ、社長の登坂寿郎（草刈正雄）からも“課長昇進”をエサに尻を叩かれる。

ところがある日、十影が初めて客を連れて帰社し、初の成約を取れそうになる。その客はバーテンダーの藤森（佐藤寛太）と美玲（恒松祐里）の結婚間近のラブラブのカップル。十影はその新居探しを任されたのだ。

しかし、藤森の過去のクレジットカードの支払いトラブルが原因で賃貸保証会社の審査が通らず、さらに美玲も賃貸保証会社の審査に落ち、2人の関係はギクシャクする。

一方、ミネルヴァ不動産では、神木の信奉者が増え、西岡将生（伊藤あさひ）は弟子入りを志願する。その様子を花澤涼子（倉科カナ）は苦々しく眺めるばかりだ。

藤森と美玲、それぞれの思いを知った永瀬と月下（福原遥）は、マンション「ラプラス」のオーナーの貴島（ダンカン）に翻意してもらおうと説得を試みる。一方、そんな永瀬と月下の努力をヨソに、十影はすっかりヤル気をなくし、他人事として眺めていた。

美玲は花澤の子どもが通っている保育園の保育士。妊娠が発覚するが、美玲は結婚には二の足を踏んでいた。藤森の素行に不安を覚えていたからだ。