「人間関係のなかで起こるカオスを楽しんで」 木ドラ24『痛ぶる恋の、ようなもの』主演・望月歩&共演・小川未祐インタビュー
3月7日(木)より木ドラ24枠にて放送開始されるドラマ『痛ぶる恋の、ようなもの』(テレ東系)。今回、主演を務める望月歩さんと共演の小川未祐さんにインタビューを敢行。連続ドラマ初主演の意気込みをはじめ、撮影中のエピソードから学生時代の「痛い思い出」まで、たっぷりとお話を伺った。(取材・文:あまのさき)
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【著者プロフィール:あまのさき】
アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。
「(台本を)読みながら画が浮かんでくるシーンがすごく多い」
本作への意気込みについて
―――今回、特に望月さんにとってはテレビ東京の連続ドラマの主演が初めてということで思い入れもあるんじゃないかと思いますが、それぞれ出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
望月歩(以下、望月)「やっぱり最初は『主演やったー!』が1番にありました。そのあとに台本を読ませていただいたら、小説みたいに含みを持たせて書かれている部分が多いなと感じました。
(山元)監督が本を書いていることもあって、明確なイメージがあるんだろうなと思って。たぶん俺、1日じゃ読めないんですけど……」
小川未祐(以下、小川)「いつも台本1冊に1日以上かけるの?」
望月「もちろんやばいときは(1日で)読みますよ。でももし時間が無限にあるとするんだったら、1日じゃ読めないというか」
―――味わいながら読みたいな、と?
望月「そうです!味わいながら読みたい!読みながら画が浮かんでくるシーンがすごく多くて。監督も仰ってたんですけど、気持ちを重点に描かれている部分がすごく多いので、そこは正直にやりたいなと思ったというのが最初の印象です」
小川「監督や望月さんとはもともと知り合いだったので、そのお2人と一緒に作品を作れるというのがまず1番うれしかったです。監督の前作もとてもユーモアのある作品でしたが、台本を読んで、今回もそういった部分がすごく含まれているなという印象を受けました。
あとは私が演じる久我ユリは、一見何を考えて行動しているのか理解しがたい役柄なんですけど、意外と共感できる部分もあると思って。
久我ユリが動いている画もすごく浮かんできましたし、セリフやト書きに表れているキャラクター性に自分も虜になってしまったので、それが伝わるように魅力的に演じられたらいいな、と。それをこのチームの中でお芝居できる機会があるということがすごく楽しみです」