『ボーン』シリーズ6作目のメガホンをとるのは“偉大な監督”? マット・デイモンが最新情報を明かす。主役は若手に交代か
人気スパイアクション『ボーン』シリーズ。主演を務めるマット・デイモンが、全世界待望の続編を予告。彼が再びジェイソン・ボーンとして登板するのかは不明だが、その可能性は高い。ただ、今年で53歳になるデイモンは、誰かが役を引き継いでほしいと素直な気持ちを吐露している。早速米メディアScreen Rantから内容を紹介しよう。
監督は『西部戦線異状なし』の監督エドワード・ベルガー!?
ファンの期待が高まる『ボーン』シリーズ最新作
アメリカの作家ロバート・ラドラムの冒険小説が原作の『ボーン』シリーズ。第一作となる『ボーン・アイデンティティー』(2002)では、記憶喪失となった最強の暗殺者ジェイソン・ボーンが、自身の記憶を取り戻そうと試みながら暗殺者から逃れるため奔走する姿が描かれる。
先日、ボーン役のマット・デイモンがアメリカの人気番組『The Late Show with Stephen Colbert』に出演し、次回作の最新情報を語った。
彼によれば、最新作となる『ボーン6』に関する情報は「まだ知らされていない」とのことで、彼が出演するかも明らかになっていない。ただ、『西部戦線異状なし』(2022)の監督エドワード・ベルガーが、制作に携わるという。
「エドワード・ベルガーという偉大な監督が、アイデアがあると僕に言ったんだ。君たちもそうだと思うけど、彼のアイデアがどれほど素晴らしいものなのか、そしてこの映画を上手く完成させられるか、とても気になっている」
「僕としては、是非とも彼と一緒に仕事がしたいと思っているよ。ただ、僕も若くないから、どこかのタイミングで誰かに引き継がないと」
『ボーン』シリーズには、『ボーン・アイデンティティー』(2002)のほかに『ボーン・スプレマシー』(2004)、『ボーン・アルティメイタム』(2007)、『ボーン・レガシー』(2012)、『ジェイソン・ボーン』(2016)の6作品がある。
このうち、『ボーン・アイデンティティー』と『ボーン・レガシー』は『Mr. & Mrs. スミス』(2005)や『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)で知られるダグ・リーマンが監督しており、その他3作品はポール・グリーングラスが監督している。『キャプテン・フィリップス』(2013)や、『ユナイテッド93』(2006)のような緊迫感溢れるドラマを得意ジャンルとするグリーングラスは、『ボーン』シリーズをさらなる高みへと導いたキーマンだ。
そして、6作目を担当するベルガーは、『西部戦線異状なし』(2022)で、壮大なプロダクションデザインと卓越したカメラワークを発揮。持ち前の映像技術で複雑かつ豊かな物語を生み出しており、戦争の物語を作り出している。グリーングラスの遺産を発展させることが期待される。
なお、本シリーズは基本ジェイソン・ボーンの物語が基本になっており、逸脱したのは『ボーン・レガシー』だけだ。しかしその後、『ジェイソン・ボーン』ではデイモンが復帰している。
ただ、デイモンも今年で53歳。最新作では主演を演じられても、7作目以降は厳しいかもしれない。それとも、トム・クルーズのように60歳を超えてもアクション映画に出続けるのか。今後のデイモンに期待したいところだ。
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